妊娠すると、カフェインは取るのをやめる! 私は、何故かそれだけは、妊娠する前から知っていたことでした。
ですが、何に入っているかまでは分からず、コーヒーと紅茶をやめるだけで、他に何に入っているか知りませんでした。
なんと、ほとんどの妊娠中の方が、カフェインを取り続けているというデータがあるのです。
平均摂取量は、1日に200ミリグラム。
コーヒーの約3杯分です。
抜いているつもりでも、何で取ってしまっているのでしょう?
最近は、ノンカフェインの飲み物も増えていますが、緑茶、玄米茶、ほうじ茶、ココア、チョコレートなど、カフェインを含むものは、意外と身の回りには多いです。
因みに、私は、長男妊娠初期、ほうじ茶に含まれていることを知りませんでした。
では、妊娠中にカフェインを取るとどうなるか? それは、カフェインの代謝に関係していきます。
参照:カフェイン大全(ベネット・アラン ワインバーグ著 ボニー・K. ビーラー著/八坂書房)
妊娠中は、カフェインの代謝が遅くなります。
妊娠3ヵ月には、通常の1/2にまで落ちてしまいます。その後1/3まで落ちます。回復するのは、出産後の1週間。
代謝が落ちるということはどういうことかというと、正常の状態にくらべて、体内に残る時間が長くなるということです。
妊娠中ということは、赤ちゃんとつながっています。その為、胎児にも同じだけの時間、与えていることになります。
そして、胎児や新生児には、カフェインを代謝する力が無いため、さらに注意が必要です。
参照:カフェイン大全(ベネット・アラン ワインバーグ著 ボニー・K. ビーラー著/八坂書房)
胎児や新生児には、カフェインを代謝する力が無いと書きましたが、ではいつ頃から出来るようになるのでしょうか?
なんと意外と早いのです。
生後3ヵ月から出来始め、8ヵ月になると、大分大人に近くなっていきます。
生後1年を過ぎると、代謝経路が出来上がってきます。
経路が出来上がったとしても、大人と同じだけ量を取れるということではありません。
それは、体の大きさが関係するからです。年齢が12~15歳以上・体重が50kg以上になるまでは、なるべく取らないようにしましょう。
参考:カフェイン大全(ベネット・アラン ワインバーグ著 ボニー・K. ビーラー著/八坂書房)
UCC知識について
全日本コーヒー協会
関野 順子 【カフェインレスコーヒー専門店ママンズカフェ店長・コーヒーマイスター】
記事テーマ
妊娠中や授乳中、飲み物でさえ色々制限されてしまう中、コーヒーという物を選択することが出来る。欲しがる子どもと一緒に飲める。それは、カフェインレスだからこそ出来る事。でも不安があっては、大切な子どもにあげられません。そんな不安を無くし、罪悪感無く、おいしく飲めるようお伝えします。カフェイン入りとカフェインレスを上手に使い分けしてください。