寒い冬が間もなく終わり、たくさんの花たちが咲き誇る春がもうすぐやってきます。
入園・入学と新生活を迎えるご家庭も多いのではないでしょうか。
我が子が新しい環境に飛び込んでいく時、心配はつきものです。
この時期、よく聞かれるお母さんの悩み事はこちら。
「先生の話をきちんと聞けるかしら・・・。」
幼稚園・保育園の場合は、1クラスに担任の先生は1~2人ほど。小学校の場合は、椅子に座って机に向かう、授業がスタートします。担任の先生は1人で30人ほどの生徒に授業を行います。先生の言葉を一度できちんと聴き、行動にうつせる事に越したことはありません。
ではどうすれば、話が聞けるようになるのでしょうか。
リトミックのレッスンは全てが、聴く→表現するという流れです。1レッスン内でたくさんの聴く遊びを経験しますので、子どもたちはレッスンを重ねる毎に、音をもっと聴こうとするようになります。1歳児クラスでも大体スタートして一ヵ月経たないうちに、しっかり聞こうとしているな、というのが目にみえてわかるようになります。そして、段々私の声かけも聴こうとする姿勢に変わってくるのです。次は何をするのかな?もっと面白い事をするのかな?先生が話し始めたらまた次の遊びが始まるんだ!といった具合に、次の行動に期待を膨らませ、耳をダンボのようにして聴いてくれています。
また、リトミックでは、音楽を通して、集中力、思考力なども養われますので、より一層人の話を聴く姿勢が身に付きます。リトミックを習ってよかった事として、人の話を聴いて行動することができるようになった、と挙げる人が多いのはこういう理由からですね。
聴こうとする耳を育てるために、お家で簡単にできる事としては、まずとにかくたくさんの楽しい音楽を聴かせてあげることです。聴覚の発達は、4~7歳がピークと言われ、後はどんどん下降していきます。この時期に耳にたくさんいい刺激を受けた子は、聴く力が発達します。人の話を聴けるようになり、また、聴く力は外国語の習得にも役に立つと言われています。聴く力を育てるための準備として、まずは、聴く事は楽しい事だ ということを体験させてあげる事から始めてみてくださいね。
聴く力を育てるリトミックレッスン。
当教室では只今、4月開講クラスの生徒さんを募集しております。
是非、一度体験にいらしてくださいね。
筒井 奈津子 【音楽教室講師・リボンワークサロン講師】
記事テーマ
愛しい子どもとの時間。同じような毎日の繰り返しではもったいない!現在、音楽教室の講師として日々レッスンをしていますが、その中でもお家で簡単に真似して頂けそうな音楽遊びなどをご紹介していきたいと思います。いつもの遊びに少しプラスして、昨日とは違うお子様との時間、そして音楽のある生活を楽しんでください。