家に楽器、または音を鳴らして楽しむためのおもちゃはありますか? 乳幼児期のお子様を持つご家庭なら、一つはあるのではないでしょうか? 小さなタンバリンやマラカス、カスタネットの代わりになるような物があれば十分です。
ない場合は手も立派な楽器になりますので、自分の手を使っても構わないのですが、子どもたちは道具にとても興味を示しますので、今回は手作りで楽器を作ってみましょう。
作り方はとても簡単です。
準備するものは①空のペットボトル②お米か小豆
空になっているペットボトルの中にお米などを入れ、蓋をしっかりと閉めます。(開いてしまうのが心配な場合は蓋の上からガムテープなどを貼りましょう。)
これでマラカスのできあがりです。中に入れるものは、お米ではなくても小豆などでも良いでしょう。入れるものや入れる量によって音が変わりますので、何パターンか作って聴き比べるのも面白いです。
楽器が用意出来たら、お子様の好きな歌(リズミカルで明るい歌がいいですね。)に合わせて、マラカスを鳴らしながら楽しく体を動かします。鳴らし方や体の動かし方は自由です。
応用編は、歌の歌い方を変えてみます。
例えば一回目は大きな声、二回目は小さな声で歌ってみましょう。
楽器の鳴らし方、身体の動かし方はどうするのがいいでしょうか?
お子さんと一緒に考えてみましょう。
大きな声で歌う時は、楽器も大きな音を鳴らすのが良いですね。大きな音を鳴らすには、どの様にして鳴らせばいいでしょうか??
マラカスなら大きく振ったり、タンバリンなら叩く前に大きく手を振り上げるなどすると大きな音が出ますね。
小さな声で歌う時は、小さな音を鳴らすために、身体の動きは最小限にしてみます。マラカスならほんの少し振るだけでいいですし、タンバリンも指先で叩くくらいでもいいでしょう。しゃがむなどして自分自身が小さくなるのもいいですね。
音、というのは目に見えません。
音の大小・高低を理解し、表現するのはお子様にとっては少し難しい事です。
しかし、先ほどの遊びの様に、音楽をよく聴き、大きいのか小さいのかに注意して聴いたり、目で見える形で表現する経験をすることによって、大小という目に見えなかったものが見えるようになり、乳幼児期のお子様でも理解しやすくなるのです。
こうした経験は、園や学校で歌を歌う時や楽器演奏の時にとても役に立つでしょう。
音楽は、音を楽しむ、と書きます。
幼少期に音楽とお友だちになれたお子様は、時には癒し・励まし・感動などたくさんのものを与えてくれる音楽と、生涯ともに生きていくことが出来るでしょう。
ママと長く過ごす事ができる乳幼児期、是非、音を楽しむ生活を始めてみてください。
ご紹介した遊びは、一度でも十分楽しめますが、目的の力をつける為には続ける事が必要になります。
是非、お近くのリトミック教室をのぞいてみてくださいね♪
筒井 奈津子 【音楽教室講師・リボンワークサロン講師】
記事テーマ
愛しい子どもとの時間。同じような毎日の繰り返しではもったいない!現在、音楽教室の講師として日々レッスンをしていますが、その中でもお家で簡単に真似して頂けそうな音楽遊びなどをご紹介していきたいと思います。いつもの遊びに少しプラスして、昨日とは違うお子様との時間、そして音楽のある生活を楽しんでください。