手指を使って遊ぶ事=手遊び
と思われるかもしれませんが、
子育て・保育の場では、手遊びというと、音楽(歌)を用いて手指を使って遊ぶ事を指す場合が多いです。
手遊びの代表格としては、いっぽんばしこちょこちょ、おちゃらかほい、アルプス一万尺、などが有名です。
ほとんどの方が自分の子どもとの手遊びを経験していると思います。
普段何気なくしている手遊びですが、子どもにとっていい影響がたくさんある遊びと言われています。一体どんな効果があるのでしょうか?
手指をしっかり使う事によって、筋肉が発達し、身体の動かし方を覚えます。
手指を使った細かい作業をたくさん経験する事は、器用さを育てる事に繋がります。
普段の生活の中では中々使わない部分の筋肉もたくさん使って、バランスの良い身体を作ります。
音楽を用いて手指を使う事は、リズム感を養います。リズム感は、音楽・運動など様々な活動においてとても大切なものです。
手遊びは、手と指のみを使いますので、手の動きと歌詞の内容でその遊びの場面を想像する必要があります。従って、想像力も養われます。
手は、脳の大部分を刺激する器官の一つです。手遊びをすることにより、脳が刺激を受け、どんどん発達していくのです。
2人以上でする手遊びでは、自分と他人の手が触れ合います。人と触れ合いスキンシップを取る事で、「愛情ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが脳の中で分泌されます。また、一定のリズムや音楽にのって身体を動かすことで、セロトニンも分泌されます。この2つの物質により、ストレスに強くなり免疫力があがったり、愛情に満たされる事で情緒が安定し、自己肯定感が備わる、と言われています。
これらの効果は、リトミックやピアノでも得られる事ですが、手遊びでも、続ける事で期待できます。是非、お子様と手遊びを楽しんでみてくださいね。
レッスンではたくさん手指を使って遊んでいます♬
筒井 奈津子 【音楽教室講師・リボンワークサロン講師】
記事テーマ
愛しい子どもとの時間。同じような毎日の繰り返しではもったいない!現在、音楽教室の講師として日々レッスンをしていますが、その中でもお家で簡単に真似して頂けそうな音楽遊びなどをご紹介していきたいと思います。いつもの遊びに少しプラスして、昨日とは違うお子様との時間、そして音楽のある生活を楽しんでください。