字を書くとき、ぎゅーっと手に力が入っていませんか?
ペンの持ち方で1番といっていいほど多いのが、このような持ち方。
力が入りすぎて、人差し指が反ってしまっています。
この力こそ、線がまっすぐに引けなかったり書きたい方向に書けなくなってしまう原因!
例えば縦画を書くとき、人差し指や中指に余計な力がかかっているとその力によってペンがどんどんと左に向かって進んでいってしまいます。(左利きの場合は右に)
手のひらの中に卵を持っているようなイメージで、その卵を壊さないよう線をおろしていくと、まっすぐな縦画が書けるようになります。
ペンの正しい持ち方は「書きやすい筆記具と正しい姿勢・持ち方で美文字に近づく!」でも紹介していますので、ご参考ください。
正しい持ち方でペンを持つのが大事なのは分かったけれど、ついつい書いているうちに力が入っていってしまう・・・という方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、音楽!
無音の中で集中して真剣に・・・も大切ですが、それがだんだんと力が入ってしまう原因になっていることも。
心地良く好きな音楽を流しながらリラックスして書くのがおすすめです。
また、できそうな方は軽く鼻歌をくちずさみながら書くのもとても効果的。
もちろんはじめはどちらかに集中がかたよってしまうかもしれませんが、歌う余裕が出るくらいリラックスして書けるようになると美しい線を出すことができます。
熱唱系ではなく軽く歌えるものを選曲してくださいね。
線質さえ良くなれば、形を整えることはあとからでも十分! 騙されたと思って一度試してみてください。
ついついきちんと書こうとすると力を入れてしまっていた・・・そんな方はとても多いと思いますが、実は字を書くのに力を込めるは必要はありません。
それでも、正しい持ち方で持ったり力を緩めると全然書けない!という方はまだ書くときに必要な筋肉が鍛えられていないから。
しかし、字を書くことが格段に少なくなった現代はそれが当たり前。
普段使っていない筋肉を鍛えるには日々の練習が必須になってきますが、まずは今回ご紹介したようなことを意識するだけでも以前より書くことが楽になってきます。
字を書くときは力を入れずにリラックス! 線をまっすぐ書く練習をするときには思い出してみてくださいね。
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平野 萌 【書道講師・書道家】
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結婚後、出産後、独身時代よりも字を書く機会が増えてきた気がしませんか?子どもが幼稚園や小学校に通い始めると、その機会はまたグッと増えると思います。そんな時に、「字がきれいだったらいいのに…」と困らないためにも、今からが練習を始める絶好のチャンス!忙しい育児の中でも簡単に美文字に近づけるような情報をお届けします。