字がきれいになりたい!と思った時、まずはペン字の練習用テキストを購入する方も多いのではないでしょうか?
今書店にはたくさんのペン字練習帳が並んでいますよね。
たくさんありすぎて、一体どれを選べばいいのか分からない・・・そして、いざ買ったもののどうやって練習するのが効果的?という方のためにペン字本の選び方、そして購入したあとの効果的な練習方法をご紹介します!
まずは書店のペン字本コーナーに行き、気になったものを全部開いてみましょう!
その中に書いてあるお手本の文字は、すべてその著者の方が手書きで書いたもの。
よく見てみると、お手本ごとに特徴が出ていて字の雰囲気が違うのが分かると思います。
どこを見たらいいのか分からない・・・という時は、まずは自分がよく書く字をチェックしてみましょう。
例えば宛名書きで必ず使う”様”や、自分の都道府県、名字など。
ひらがなにもよく特徴が出ているので見てみると良いです。
それぞれのお手本を見て、自分が1番「この字好きだな」と思うテキストを見つけてみましょう!
癖があまり出ていないお手本を探すのが1番ですが、その字の雰囲気が好きだと思ったらそのお手本でもOK。
「こんな字が書けるようになったらいいな」と思えるお手本を見つけることが、美文字への第一歩です。
意外にも書道で大事と言われているのが”記憶力”。
お手本を見て書く時ももちろんですが、お手本がなくなった時に美しい字の形をどれだけ頭の中に入れられているかも、美文字を書く上でとても大切になります。
写真のセンスがある人や絵のセンスがある人が、本物の素晴らしい作品をたくさん見て目を養っているのと一緒だと思ってください。
ちょっとのコツですぐに美文字に近づくことは可能ですが、そこからワンランク上の線質も美しい本物の美文字に到達するには、やはり良いお手本が必須なのです。
例えばスマートフォンなどで好きなお手本の写真を撮ってこまめに見るだけでも、美文字の目が養われていきますよ。
お手本にするペン字本が決まったら、いざ実践!
まずは自分が「この字は特にうまくなりたい!」と思う字を何字か決めていきましょう。
お名前に入っている文字でもいいですし、漢字なら”様”や平仮名なら”ありがとう”など日常でよく使う文字でも良いです。
その字をお手本の中から探し、重点的に練習してみます。
まずはなぞり書きから。
なぞり書きをすると、今まで自分が全く異なるバランスで書いていたことがよく分かると思います。
何度もなぞり書きをしてバランスを手に覚えさせたら、次にお手本をよく見ながら横に書いていきます。
中心線が入っているマス目を使って、はじめは1つ1つのバランスを確認しながら書いてみましょう。
練習をする時は、本に直接書き込むのではなくページをコピーした紙に書くのがおすすめです。
少し手間ですが、その方が何度も繰り返し練習できます。
いきなり本の中のすべての字を練習しようと思うとあっという間に挫折してしまうので、これは!といった文字のみを繰り返し練習していきましょう。
それらの字が上達していけば、おのずと他の字にも上達ぶりが表れてきます。
ペン字本で練習していきたい!という方はぜひ参考にしてみてください。
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平野 萌 【書道講師・書道家】
記事テーマ
結婚後、出産後、独身時代よりも字を書く機会が増えてきた気がしませんか?子どもが幼稚園や小学校に通い始めると、その機会はまたグッと増えると思います。そんな時に、「字がきれいだったらいいのに…」と困らないためにも、今からが練習を始める絶好のチャンス!忙しい育児の中でも簡単に美文字に近づけるような情報をお届けします。