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美文字への近道!3ステップで今すぐ品格のあるひらがなに!/2018年3月

ひらがなの上達が美文字への近道!

前回の記事『脱・ぎこちない字!上級感を出せるたった2つのコツ』の中でも少し触れたひらがな。

このひらがな、実は美文字に見せるために大役を果たしているのです。

手紙などの長い文章を書いてみると、文章の7割程度をひらがなが占めていることが分かります。

ほとんどが直線で構成されている漢字に比べて、ひらがなは丸みをおびた曲線で構成されていて、簡単そうに見えてなかなか美しく書けないのがやっかいなところ。

しかし、普段の生活で使うひらがなはわずか46文字。

一度形とコツを覚えてしまえば上達は早いです!

これからお伝えする3ステップを実践してみて、品格のあるひらがなを書けるようになっていきましょう。

【step 1】ひらがなも流れを意識することが重要!

突然ですが、ひらがなはどうやってできたかご存知ですか?

ひらがなはもともと漢字の草書体(漢字を最も簡単に早く書けるようにくずした字)から生まれました。

前回の記事で次の画への流れの重要さをお話ししましたが、漢字と同じようにひらがなもこの流れを意識して書くととても品が出てくるのです。

流れ.jpg

二画以上のひらがなは、次の画へ繋がっているような意識で書いていきましょう。

【step 2】さらに品を出すには伸びやかに払う

流れを意識することができたら、さらに品格を高められるよう払いに注目してみましょう。

こちらのひらがなを見てみてください。

それぞれ左側がピタッと止めてしまっている例、右側が伸びやかに払っている例です。

ひらがな例2.jpg

ピタッと止めてしまうことで途端に子どもっぽいイメージになってしまいますね。

少しだけ、もう少し、思いきり…と徐々に払いの長さを変えて書いていってみると、1番しっくりくる払いを見つけることができます。

【step 3】かっちり字からしなやかな字へ

子どもの頃の書写の時間を思い出してみると、ひらがなも一文字一文字がしっかりかっちりとしたイメージで書かれていたと思います。

これは基本を覚えていくために必要なお手本ですが、大人になってからもこのようなひらがなを書いていると少し子どもっぽい印象に。

そこでポイントになってくるのが、ひらがな特有の柔らかさを生かして書くこと。

いくつか例を見てみましょう。

ひらがな例3.jpg

書写のときに書いていたパリッとした印象の字とは異なり、柔らかいしなやかさを加えることでぐっと大人っぽい印象に近づくことができます。

普段使うひらがなは46文字と終わりが見えているので、子育てで忙しくなかなか練習する時間がとれない日々でも成果は必ず現れるはず。

1日3文字ずつでも練習をしていくだけで、文章が見違えてきますよ。

ぜひ挑戦してみてください!

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平野 萌

平野 萌 【書道講師・書道家】

記事テーマ

子どもの就学までに美文字ママを目指す!

結婚後、出産後、独身時代よりも字を書く機会が増えてきた気がしませんか?子どもが幼稚園や小学校に通い始めると、その機会はまたグッと増えると思います。そんな時に、「字がきれいだったらいいのに…」と困らないためにも、今からが練習を始める絶好のチャンス!忙しい育児の中でも簡単に美文字に近づけるような情報をお届けします。

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