字がきれになりたい、それは誰もが願うことですよね。
しかし、実際家事に育児に仕事に忙しい毎日のなかで、欠かさずペンを持って練習時間をとることはやはりなかなか難しいという方が多いと思います。
そこで今回は、書いて練習ができない日でも美文字に近づけるような特訓法をお伝えします!
意外に思われるかもしれませんが、書道やペン字をしていく上で非常に大切なものの1つに”記憶力”があります。
私たちは普段、自分の目で見たことがないものを自ら表現していくことはとても難しく限界があります。
もし、頭の中に”美しい文字のイメージ”がしっかりと焼きついていれば、実践を重ねてくうちにその理想の文字に近づいていくことができます。
しかし、その”美しい文字のイメージ”が頭の中にまったくないと、いくら実践で練習をしていっても自分が理想とする美しい文字に近づいていくことはいつまで経ってもできません。
子どもの頃書道を習っていた方に字が上手な方が多いのも、お手本の文字をじっくり見るという習慣が身についていることがとても大きく影響していると思います。
では実際にどのようにすれば良いのかをご紹介していきます。
まず、書店のペン字本コーナーに行ってみましょう。
たくさんのペン字本が並んでいると思いますが、これはすべて著者が手書きで書いたもの。
よく見ると、それぞれの字の特徴が表れているかと思います。
ここで選ぶコツは、”自分が好きだと思う字”のペン字本を選ぶこと。
こんな字に近づきたい、と思える字であることが重要です。
本の用意ができたら、特に上手になりたい字を本の中から抜粋してスマホで写真を撮っておきましょう。
そうすることで、重い本を持ち歩かなくてもいつでもどこでもその字を見ることができます。
移動中や数十秒でも時間ができたとき、じっくりとその字を眺めて、頭の中に焼きつけていきましょう。
これだけでOK!
とにかく、美しい手書きの字のイメージを自分の目と頭の中にしっかりと焼きつけていきます。
これをしているのとしていないのとでは、いざ実践練習をしたときの上達スピードが格段に違ってきますよ。
時間がなくてなくて・・・という方は、まずはここから始めてみてくださいね。
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平野 萌 【書道講師・書道家】
記事テーマ
結婚後、出産後、独身時代よりも字を書く機会が増えてきた気がしませんか?子どもが幼稚園や小学校に通い始めると、その機会はまたグッと増えると思います。そんな時に、「字がきれいだったらいいのに…」と困らないためにも、今からが練習を始める絶好のチャンス!忙しい育児の中でも簡単に美文字に近づけるような情報をお届けします。