いざ字の練習を始めたけれども、思うように書けない…そんな時には、使っている筆記具と書く時の姿勢・ペンの持ち方を見直してみましょう。
余計な力を入れずにリラックスして書くことで、ペン先を自由自在に動かすことができ線に伸びやかさが出てきます。これが身につけば、一目置かれる大人の美文字へ一気に近づくこと間違いなしです!
美文字に近づくためにとても大切なのが書く時の姿勢。意外にも、字を書く動作は全身運動です。
全身に力が入ってしまっていませんか? 顔が紙に近づきすぎて、視界が狭くなっていませんか?
下の写真を参考に、もう一度自分が書いているときの姿勢を見直してみましょう!
《ポイント》
◆腕や肩の力を抜いて、背筋をすっと伸ばす
◆頭を下げすぎずに、目から手元までは約30cm
◆机から握りこぶしひとつぶんくらいをあけて座る
◆両足は床につける
よくやってしまいがちなのが、真剣になるあまりどんどんと顔が紙に近づいていってしまう姿勢。そうなると全体を見ることができなくなり、字が曲がっていくなどバランスが崩れやすくなります。
姿勢を正し、視界を広くして書いていきましょう。
そしてやっぱり大事なのがペンの持ち方。
今の自分の持ち方が1番持ちやすいと感じるかもしれませんが、もしかしたらその持ち方が原因で思うようにペンが動かせていないかも。
地道な努力は必要ですが、今からでも持ち方を直すことは可能です! この機会に意識して持ち方を見直してみましょう。
【正しい持ち方】
《ポイント》
◆ペン先から2~3cmのあたりを親指・人さし指・中指の3本で持つ
◆人さし指の第二関節と第三関節の間あたりにペンがくる位置(60度くらい)がちょうど良い角度
◆手のひらの側面と手首は、ぴったりと机にくっつけて置く
◆手のひらの中に空間ができることを意識する
下の写真のような持ち方はNG! 親指と人さし指が重なったり、力が入りすぎて指が反ったりしないようにしましょう。
【良くない持ち方】
いかがでしたか?美しい姿勢や持ち方は印象がUPすることはもちろん、必ず書いた字にも表れます。
ぜひこの機会に見直すことで、一歩美文字に近づいていきましょう!
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平野 萌 【書道講師・書道家】
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結婚後、出産後、独身時代よりも字を書く機会が増えてきた気がしませんか?子どもが幼稚園や小学校に通い始めると、その機会はまたグッと増えると思います。そんな時に、「字がきれいだったらいいのに…」と困らないためにも、今からが練習を始める絶好のチャンス!忙しい育児の中でも簡単に美文字に近づけるような情報をお届けします。