もうすぐ春休み。前回の記事では、大事な記念写真をきれいにプリントする方法をご紹介しました。
しかし、写真のプリントと一口に言っても、求められるシーンはさまざまです。
・撮影してスグに出先でプリントしたいとき
・大切な写真を相談しながらプリントしたいとき
・アルバム用の写真を大量にプリントしたいとき
・こだわりの一枚を自由に仕上げたいとき
その時々の目的に合った、最適なプリント方法を選びたいですよね。
今回は、そんなプリント方法を賢く使い分けるコツをご紹介します。
おでかけ先などで、スマホで撮ってその日のうちにプリントして渡したい!というときに便利なのは、店頭でのセルフプリント。
対応するアプリを使うことで、家電量販店のセルフプリント機や、コンビニのマルチコピー機を使って写真をプリントすることができます。
セルフプリント機は、待ち時間がない、いわば「写真の自動販売機」です。コンビニのマルチコピー機についている写真機能も、プリントの仕組みは同じもの。
スマホからのプリントには、それぞれ専用のアプリが必要です。おでかけ前に、あらかじめインストールしておきましょう。
店舗に着く前に写真のアップロードも済ませておけば、お店ではプリントして料金を支払うだけ。また、写真が記録されたメディアから直接プリントするなら、アプリは不要。
バラバラになるクラスメイトみんなに配る場合など、あとで渡すのが難しいシーンの心強い味方です。
長く残したい写真は、印画紙で残すのが最適です。
写真屋さんのプリントは印画紙を使っているので、従来の写真と同じような耐久性があります。震災の津波から写真を救済するプロジェクトがありましたが、写真を「洗浄」できたのも、「印画紙」という特殊な紙だったからです。
印画紙プリントができる店舗には、まちの写真屋さんと、ネット専業の写真屋さんがあります。
まちの写真屋さんは、色味などをプリントのプロに相談できるのが大きなメリット。特に失敗したくない大きなサイズでプリントするときは、対面でのお願いが安心です。
また、今はネットから先に写真データを送ることができる写真店も多くあります。時間も節約でき、料金も割安になることがあるので、足を運ぶ前にホームページをチェックしてみましょう。
アルバム用に、Lサイズの写真をまとめてプリントするならネット専業の写真屋さんが断然おトクです。
店頭でのプリントはどこも30円台〜が主流ですが、ネット専門の業者には10円以下でプリントを提供しているところもあります。
まとめてプリントすれば送料も節約できるので、ある程度の枚数と時間がある場合はネット専業のプリント屋さんがオススメです。
難点は、まとめて注文するのが基本なので、失敗した場合のダメージが大きいこと。1枚ずつこだわって仕上げることも難しいので、色味などはあまり関係ががない、記録的な写真が向いているでしょう。
写真が大好きで「細かい色味」もこだわりたい!という方はおうちプリントがオススメです。
セルフプリント機も写真屋さんの機械も、人の肌色を美しく出せるように設定されています。そのため、自分で調整した画像をプリントする場合には、思った通りの色が出しにくいことも。
自分で仕上がりを確認しながらプリントする楽しみは、おうちプリントならでは。印画紙とは違った高級感のある紙を選ぶこともできるので、細かいところにまでこだわりたい方にオススメです。
純正の紙とインクでプリントしたものであれば、アルバムで300年保存できる品質を持つ機種もあります。
こだわりの「作品」をプリントするなら、こうしたプリンタを活用するといいでしょう。
以上のプリント方法をまとめると、大きく3つに分けられます。
・セルフプリント機(家電量販店・コンビニ)…急いでいるとき向け
・印画紙プリント(お店プリント・ネットプリント)…長く残したい写真向け
・家庭用プリンタ…こだわりの作品向け
どのプリント方法でも、写真は湿気や紫外線が苦手。日の当たる場所に飾ってある写真は、数年で色褪せてしまいます。
色褪せも写真の魅力のひとつですが、長く残したい写真は、飾る用と一緒に保存用の写真もプリントしたり、データもDVD-Rなどに焼いて、しっかり残すようにしましょう。
日付を入れると後で整理がしやすいので、記録性の高い写真にはプリント時に日付を入れるオプションを選択するのもいいですね。
用途に合わせたプリント方法を選んで、ぜひ大切な写真を便利に長く楽しんでくださいね!
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高橋 ユカコ 【フォトグラファー】
記事テーマ
写真は記憶を彩る魔法のツール。どんなに大変な子育て時代もかわいい写真にすれば、眩しい思い出に変わります。一見難しそうなカメラの使い方ですが、写真の法則はとってもシンプル!スマホでも一眼でも変わりません。プロの現場や子育ての実体験に基づく、シンプルなセオリーから月齢に合わせた簡単なコツまで、とっておきの写真の撮り方をお届けします。