3月になりました。新年度を控え、顔を合わせる機会が減るお友だちもいることかと思います、記念写真はそんな相手とつながりを残すことができる貴重なアイテム。
普段はスマートフォンでデータ保存するだけの方も、記念写真はプリントして送ることも多いですよね。写真をプリントするときには、ディスプレイで見るときとは、また違った注意が必要になることがあります。
今回は、記念写真のプリントをするときに役立つ3つのポイントをご紹介します。
卒園シーズンに撮る写真といえば、お友だちとの集合写真です。スマートフォンで撮ることも少なくないと思いますが、スマホの画面は一般的なL版プリント用紙にくらべて、かなり横長です。画面いっぱいに人を並べてしまうと、プリントした時に誰かが切れてしまうことも…。
上下も印刷の紙送りの都合上、少しカットされます。
トリミングの範囲は上のイメージの通り。意外と狭いですよね。
写真自体も四隅は画質が落ちるので、意識して「余白をしっかり撮ること」。撮り直しが難しい、記念写真の鉄則です。
ちょっと写真に慣れてくるとハマるのが画像処理。インスタグラムやLINEなどのSNSには、簡単に画像補正ができる機能が付いていることが多くあります。しかし、この機能は「ウェブで公開」するのに最適化されたもの。プリントには向きません。
ウェブ上では、色や明暗がハッキリしている写真が魅力的に見えるため、コントラストと彩度が高めに補正されます。一方、お店プリントでは、「撮ったまま」の写真を前提に、「自動補正」をされて出力されることが普通です。
そのため、アプリなどで「画面で見て魅力的」なレベルにまで補正をしてしまうと、プリント時にさらに補正され、結果的に「やりすぎ」になってしまいます。特に、右上の画像のような「美肌」に見せる加工は、明るい色が真っ白になりがちです。
真っ白ということは、そこには一切インクがのらないので、プリントの場合、不自然に見えてしまいます。左上の写真程度の明るさであれば、元の画像のままプリントに出してちょうどよいくらいでしょう。
もちろん、希望すれば「補正なし」でプリントしてくれるお店もあります。自分好みに仕上げた画像をプリントしたい方は、あらかじめ探しておくと便利です。
大事な写真の保存方法は、多くの人の悩むところです。
特にデジタルの時代になってからは、量も増えたことで悩みも大きくなったことと思います。
データの保管方法には、
1.パソコンに保存する
2.パソコン以外のメディア(DVDや外付けハードディスク)にも保存して、常に二ヶ所以上にデータがあるようにする
3.自宅以外の複数の場所にも保存する
の順で、後に書いたほどデータの安全性が高くなります。
全ての写真において、ここまでの手間をかけることはできませんが、大切な写真をちょっとしたミスで全てなくしてしまうような自体は避けたいですよね。
記念の写真でよく行われる、「プリントしてみんなに配る」ことは、実は三番目の一番安全性の高い保存方法です。写真が好きと周りの人に伝わると、データを配ったりプリントする役割が回ってきて、ちょっと面倒だな、と思われることもあるかもしれません。
けれども、自分の子がきちんと写った写真を他の人が一緒に保存してくれることは、実はとてもありがたいことです。手間はかかりますが、ぜひ率先して役割を引き受けることをおすすめします。
仲の良かった友だちと毎日会えなくなるのはさびしいもの。ですが、写真をきっかけに手紙のやり取りが続くこともあります。学校が違う、毎日会わないからこそ話せる話題、できる相談もあります。
特に、「成績」という比較しやすい評価が出てくる小学校以降では、この「近くない」関係が最も貴重な存在になることも少なくありません。距離ができることをきっかけに、近づく関係もあるでしょう。
ぜひ、お別れの後の絆づくりに、写真を役立ててくださいね。
※記事内に書かれている写真教室は、稲城長沼駅前高架下の親子連れでの遊びの場や学びの機会を提供している、「くらすクラス」にて行われたものです。
☆イベント情報☆
・11/14(水)初心者のためのスマホ・デジカメ写真教室をくらすクラスで開催します!
・11/24-25(土-日)ぶんぶんウォークにて、「こもれび写真館」@武蔵国分寺公園を開催します!
☆Instagram @neotenylab (ゆっか)では、スマホで撮ったこども写真を随時更新しています。
最新情報はミンカのWEBサイトまたはfacebookページをご覧ください♪
出張での写真教室については上記ウェブサイトよりお問い合わせください。
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高橋 ユカコ 【フォトグラファー】
記事テーマ
写真は記憶を彩る魔法のツール。どんなに大変な子育て時代もかわいい写真にすれば、眩しい思い出に変わります。一見難しそうなカメラの使い方ですが、写真の法則はとってもシンプル!スマホでも一眼でも変わりません。プロの現場や子育ての実体験に基づく、シンプルなセオリーから月齢に合わせた簡単なコツまで、とっておきの写真の撮り方をお届けします。