毎日終わりのないお世話の繰り返し…。とても濃い一方で、あっという間に終わってしまう「赤ちゃん期」。
毎日一緒だと忘れがちですが、赤ちゃんが赤ちゃんでいるのは、わずか1年足らず! 月齢らしさが分かる写真は、意識しないとなかなか撮れません。
スタジオの記念写真もすてきですが、ひとりひとり違う「育ちの記録」は家族にとって貴重なもの。今回は、忙しくても簡単に撮れる、残しておきたいシャッターチャンスをご紹介します。
片目が開いただけで歓声が上がる生まれてすぐの時期。1週間で顔つきも変わります。そのため、この時期の赤ちゃんの写真は、どうしても顔に集中しがち。
ママもお疲れなので急ぎすぎることはありませんが、ちょっと余裕を持てるときに、体のフォルムが分かる1枚も残してみましょう。
手足の肉付きも変わるので、余裕があればパーツのアップもぜひ。
赤ちゃんの写真というと、あまりのかわいさに画面を赤ちゃんだけで埋めてしまいがち。そんな愛情溢れる写真もすてきですが、アップ写真のデメリットは、サイズ感がわかりにくいこと。
「小ささ」は赤ちゃんの魅力のひとつ。ちょっと離れて余白を多くすることで、このかわいさを強調することができます。
この撮り方のメリットは、赤ちゃんにあまり興味がない相手にも、魅力が伝わりやすいこと。表情が豊かになる前の時期は、顔よりも体のサイズを強調しましょう。
ヌードはちょっと抵抗がある方も、生後すぐと3ヵ月では、このサイズ感も変わるので、小ささに注目した絵づくりはオススメです。
寝ている時に顔の向きが自在に変えられるようになると、いつのまにかできている後ろハゲ(寝ハゲ)。
肉付きが良くなってきた体との相乗効果で後ろ姿に哀愁すら感じられ、ちょっと面白くも気の毒になってしまいますよね。
これは、髪の毛が太くなれば自然に治りますし、首を動かして色々見ようとしている=好奇心が育っている証!
時期を過ぎたママから見ると懐かしい姿でもあるので、1枚残しておくと、あとで思い出話が盛り上がるかもしれませんよ。
この時期になると、ママをハラハラさせる、赤ちゃんのいたずらがはじまります。好奇心いっぱいに家中を探検。集中している顔、ちょっと誇らしげな顔など、今までにない表情が現れてくる時期です。
予想外の行動に戸惑うことも多いですが、まだ叱らなくてもいい赤ちゃん期だから撮れる一瞬をを残しましょう。
ハイハイ期は赤ちゃんから目が離せなくなり、家事が大変になる時期でもあります。この写真は、ベビーゲートが設置できなかった我が家の対策の記録ですが、あっという間に突破されるように…。
こんなママと子どもの攻防の様子も、当時を蘇らせるフックになります。どうせ目が離せないのなら、一枚残しておくのもオススメです。
野球の1000本ノックのようなオムツ替えと授乳の日々。今まさに赤ちゃんと向き合っているママさんたちが写真にまで気を配るのは、けして楽なことではありません。
産後は休めるときに休むことが一番大切!
シャッターチャンスをご紹介したのは、「ここだけ撮ればいい」とあらかじめ決めておくことで、赤ちゃんと過ごす今を味わい、肩の力を抜いて過ごすためのものです。
こだわりすぎず、この写真のような赤ちゃん周りの風景を撮るのもいいと思います。まずは体をいたわりながら、赤ちゃんの機嫌がいい、ちょっと余裕があるときに撮ってみてくださいね。
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高橋 ユカコ 【フォトグラファー】
記事テーマ
写真は記憶を彩る魔法のツール。どんなに大変な子育て時代もかわいい写真にすれば、眩しい思い出に変わります。一見難しそうなカメラの使い方ですが、写真の法則はとってもシンプル!スマホでも一眼でも変わりません。プロの現場や子育ての実体験に基づく、シンプルなセオリーから月齢に合わせた簡単なコツまで、とっておきの写真の撮り方をお届けします。