いよいよ梅雨入り、ギラギラの夏まであと少し。
直射日光が強い夏は、光の扱いが難しく、春秋に比べると撮影の難易度が上がります。でも、せっかく家族一緒に過ごす時間が増える夏休み、夏らしい写真が撮れたらうれしいですよね。
今日は夏らしい光を使った絵作りの仕方をご紹介します。
最初に試したいのは、夏の涼しさを演出する「透き通った」光。
このような光は「透過光」と呼ばれています。水ふうせんや木の葉、シャボン玉など光を通す素材を、太陽が見える位置(逆光気味)側から見たときに観察できる光です。真夏の太陽の熱線も、水や葉っぱを通り抜けるだけで、どこか清涼感が漂いますね。
絵作りのポイントは、少し暗めに撮って、あとから全体を明るくすること。そのときに、シャドー=影を下げて明暗の幅を残しつつ、ハイライト(明るい)側を少し下げてあげると、柔らかい雰囲気に仕上がります。
詳しくは、前回の記事「アプリでできる、画像補正の基本」を参考にしてくださいね。
木漏れ日も、太陽の位置が高くなる夏らしさを感じさせる表現のひとつです。普段はあまり意識していませんが、光の当たり方からも私たちは季節感を感じています。地面に描かれたまだら模様は、夏の木陰の涼しさを思い出させてくれますよね。
撮り方のコツは、地面を主役にすること。
地面をキャンバスに見立てて、デザインするつもりで切り取ってみましょう。
木だけではなく、遊具の影なども、面白いデザインになりますよ。
水たまりや川面の照り返しは、涼しさとは逆に夏らしいギラギラとした太陽の熱を感じさせる光です。同じ水を写しても、透き通らせるのと、照り返しでは、気温が違って感じるのは面白いですよね。
照り返しの表現は、楽しいレジャーの写真にぴったり。
夕立後の雨上がりの水たまりとかも、すてきですね。
その季節らしい光を見つけることは、それ自体が楽しい遊びでもあります。
撮らずにただ見つけあいっこするだけでも、ちょっとしたアートの体験にもなるでしょう。
上の項では取り上げませんでしたが、太陽と同じ向きから見る順光は、夏らしいビビッドな色再現ができるので、こちらもオススメ。
そんな印象の違いを味わいながら、子どもと一緒に「夏のキラキラ探し」をするのもいいですね!
光を見る眼を養うことは、感動する瞬間を増やすこと。
ぜひ、親子で楽しんでみてくださいね!
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高橋 ユカコ 【フォトグラファー】
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写真は記憶を彩る魔法のツール。どんなに大変な子育て時代もかわいい写真にすれば、眩しい思い出に変わります。一見難しそうなカメラの使い方ですが、写真の法則はとってもシンプル!スマホでも一眼でも変わりません。プロの現場や子育ての実体験に基づく、シンプルなセオリーから月齢に合わせた簡単なコツまで、とっておきの写真の撮り方をお届けします。