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子どもへのまなざしが変わる、遊びを「作品」にする写真のススメ/2018年5月

子どもの遊びを作品として残そう

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子どもの遊びはアート!

おままごと、砂場遊び、工作遊び…。
夢中になって作った子どもらしいアイデアいっぱいの遊びの結晶は、その子の育ちとらしさに溢れた、芸術家の作品のよう。

実物はなかなかとっておけないですが、写真に撮れば場所をとらずに残すことができます。記念写真が多くなりがちなアルバムにリズムをもたらしてくれる存在でもあるので、サクッとすてきに撮れたらうれしいですよね。


今回はそんな、子どもの遊びを「作品」にするための撮り方をご紹介します。
実際に遊びながらスマホで撮影したインスタグラムへの投稿も実例として載せたので、ぜひ参考にしてくださいね。

立体的な作品は横からor持ってもらう

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砂場の作品や、自然物で作った立体的なものは、背景と同化しやすく、そのまま撮ると、どこかイマイチなことも。

そんなときは、カメラを地面に近づけて、横から撮ったり、手に持ってもらったりしましょう。

スマホの場合は、カメラを作品に近づけてアップで撮ると、背景もボケるのでよりくっきり。

立体物を撮るコツは、フォルムをきっちり見せること。カメラの位置を少し高くして、背景までの距離を長くすると浮き上がって見え、狙いが伝わりやすいですよ。

お絵かき系は風景的に撮るべし

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砂の上のお絵かき、絵の具遊びの様子など、「平面」的な作品は、ちょっと離れて風景的に撮るとおしゃれ。

子どもの体の一部を絵のパーツのように画面に入れたり、一部を切り取ってみたり、周りのものも入れたり。

子どもの絵を素材にデザインするように画面構成をしてみましょう。

子どもを脇役にしてみる

mama_takahashiyukako75.jpg作品を主役とする写真を撮るコツは、子どもを脇役にすることです。ちょっとひどいようにも聞こえますが、写真は主役が誰かはっきりさせた方が伝わりやすくなります。


とはいえ、作品を撮ろうとすると、まず間違いなく本人が満面の笑顔でポーズをとりますよね。そういうときは、まず記念写真も一枚撮ってあげるのがベスト。どちらもアルバムに貼れば、バリエーションも増えます。

記念写真を撮った流れで、「アップで見せてー」と、寄った写真や、「すごいねー」と子どもの気持ちをつなぎながら、離れて引きの一枚を撮ったり。会話で徐々に「作品」が主役の写真にシフトしていくとスムーズです。


あまり場所を動けない場合は、記念写真のポーズのままカメラだけ寄って、顔を背景としてぼかして入れつつ、作品にピントを合わせると、簡単にインパクトのある写真にできますよ。

遊びの産物も「作品」になる

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同じ道具でも、そのときそのときで遊びかたは変わるもの。遊びの途中経過も、カメラで写し止めれば、立派な作品。

基地作りやおままごとのアイデアなど、月齢やその子らしい自由な発想は宝物。ずっと残しておきたい大切な思い出です。

カメラで記録することは、子どもの遊びをじっくり観察することにもつながります。片付けが大変な遊びは悩みの種でもありますが、「ビジュアル的におもしろいな」と、良い面に注目する瞬間を重ねることで、子どもの遊びの受け止めかたも、ちょっと楽になることもあります。

「作品」撮りで、子どもへのリスペクトを育てよう

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作品にフォーカスした写真を撮ることの一番のメリットは、
ママが自然と子どもをリスペクトできるようになることです。

見ようとすることではじめて、見えるようになるものがあります。

カメラを通してしっかりと見ることで、自由な表現がむしろおしゃれだな、と驚かされたり、子どもなりのこだわりのポイントに気づかされたり。

普段の生活では大人は親が導き、教える立場にあります。だからこそ、「遊びの産物=作品」にフォーカスして、純粋に子どもに感動する瞬間は、とても貴重です。


どんなに幼くても、子どもを一人の人間として尊敬することは、一番長い人間関係である親子にとって大切な絆のひとつ。

ぜひ、カメラを通して、そんな絆を育てるまなざしをいっぱい味わってくださいね。

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高橋 ユカコ

高橋 ユカコ 【フォトグラファー】

記事テーマ

プロ直伝!ベビー&子どもの未来が輝く☆魔法のフォトレッスン

写真は記憶を彩る魔法のツール。どんなに大変な子育て時代もかわいい写真にすれば、眩しい思い出に変わります。一見難しそうなカメラの使い方ですが、写真の法則はとってもシンプル!スマホでも一眼でも変わりません。プロの現場や子育ての実体験に基づく、シンプルなセオリーから月齢に合わせた簡単なコツまで、とっておきの写真の撮り方をお届けします。

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