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わんわん絵本大集合/2018年1月

犬とわたし

わたしは大の犬好き! 小さなころからだ~い好きで世界の犬種とかものすごく知ってます(ちょっと自慢) 年末に、世界一体高の高いアイリッシュウルフハウンドに遭遇して思わず記念写真撮りました! 手前の子体重60キロ、奥の子80キロですって(驚)

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わたしのわんこ人生スタートは小学1年生の時。自分のお年玉をぜーんぶつかって家族に迎えたのが私の初代ワンコ。以来学生時代も結婚してからもずっとずっとワンコといっしょの暮らしです。特に結婚してから迎えた初代大型犬のラブラドールは私にベビーサインの本の出版のきっかけを作ってくれた大切な存在(詳細は端折りますが・・・)そう、わたしの人生の中で、犬は切っても切れない縁なんですよ。

犬と赤ちゃんとベビーサイン

今年は戌年という事で、赤ちゃんたちにも身近な「犬」が登場する絵本を今回は紹介したいと思います。

【犬】のベビーサインはアメリカ手話の簡略版・・・スナップして犬を呼ぶ動作、もしくは、太ももをたたいて犬を呼ぶ動作のいずれかを使うと良いですよ。

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息子は家族の一員だったラブラドールにオリジナルのベビーサインを作って使っていました。大きな黒い鼻がきっと印象的だったのでしょう。片手のグーを自分の鼻の頭にトントンとして【スプーキー=愛犬の名前】ってベビーサインしてましたよ。ご家族として犬と暮らしていらっしゃる方は、何かオリジナルのベビーサインを考えるのも楽しいですね。

ちなみにこれは現在の我が家のわんこたちです。

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お勧めわんわん絵本 その1

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アンガスとあひる

著・イラスト:マージョリー・フラック 訳:瀬田貞二

福音館書店

 

絵本とはお話に絵をつけた本。それが従来の考え方でしたが、1930年前後になると、欧米では「絵自体がストーリーを語る」というスタイルがスタートしました。その代表作がこの「アンガスとあひる」です。絵本の中を見ていただけるとお分かりいただけますが、知りたがりの犬のアンガスの動きが生き生きと描かれた1枚1枚の絵は文字がなくてもそのワクワク、ドキドキが伝わってくるまさに「文字がなくても絵がストーリーを語る」そのものです。だから、こんなにも長く人々に愛され続けているんですね。赤ちゃんたちがどのページのアンガスの動きにくぎ付けになるのか、是非観察してください。

お勧めのベビーサインはアンガスがあひるに追いかけられるシーンで日本手話の【びっくり】(顔の横で両手をパッと広げて少し後ろにのけぞる感じ)です。読み手からしっかり【びっくり】が伝わるように表情をお忘れなく。

お勧めわんわん絵本 その2

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うしろにいるのだあれ

作・絵:accototo ふくだとしお+あきこ

幻冬舎

 

表紙は犬ですが、犬が主人公というわけではありません。その昔愛子さまが小さかった時に読まれた絵本として話題になりましたね。以来「のはらのなかまたち」「うみのなかまたち」など現在6冊もシリーズがあります。お話はとってもシンプル。次のページに登場するお友だちがページの上や下に前にちょっとだけ描かれていて、繰り返し赤ちゃんに読んであげることで、赤ちゃんたちは「次」を予測して楽しめるという絵本です。

こういった絵本を読み聞かせするときに、ベビーサインが使える赤ちゃんたちは、「次知ってるよ!蛇さんが出てくるんだよね!」と言わんばかりに、ページをめくる前からベビーサインを使って自慢げに教えてくれます。その姿を見るたびに「あ~赤ちゃんたちも自分が知っていることはおしゃべりできる前から伝えたいって思っているんだな!」という事がしっかりわかります。お勧めのベビーサインは日本手話の【カメ】(親指を出して握った片手の上に、もう一方の手をのせる)です。

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お勧めわんわん絵本 その3

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Where’s Spot?

Eric Hill (著・イラスト)

Warne; Brdbk版

 

英語の幼児向け絵本には犬が主人公のものがたくさんあります。

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青い大きなお耳の犬Blue(ブルー)

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巨大な赤い犬Clifford(クリフォード)

そしてこのSpot(スポット)。どれも赤ちゃん向けのボードブックがあり、アメリカ社会はやっぱり日本よりも犬との暮らしが身近なのかなと感じてしまいます。いくつかは日本語に翻訳されているので手に取っていただけると良いですが、今日はフラップで楽しめるスポットのお話をご紹介しますね。こちらは日本語だと「コロちゃん」という名前になって翻訳されています。

スポットはどこに隠れているのかな?とページごとにフラップをめくって、あれ?ここにもいないね。こっちにもいないね・・・とスポットを探すお話。大きなフラップなので、赤ちゃんもちゃんと自分でめくることができます。息子はじっくりゆっくりフラップの構造を確かめながらめくるのがブームのときがあって、なかなかお話が前に進まないなんてこともありましたね。懐かしい思い出です。この絵本では是非アメリカ手話の【どこ?】(片手の人さし指を立てて左右に振ります)を使って遊んでください。

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あれ?スポットは【どこ】にいったかな?赤ちゃんも覚えて使えるようになると、今度はママに「あれ?【どこ?】かな?」とベビーサインで質問してくれるようになりますよ。

 

以上です。今年はきっと「犬」とたくさん遭遇する機会がありますね。もし、万が一ママやパパが犬が嫌いだったとしても、赤ちゃんたちの前で「ワンちゃん、怖いよ」「汚いから触っちゃだめだよ」「近づいたら噛まれるよ」なんてことは言わないでくださいね。赤ちゃんたちは周りの事をただただ、知りたいって思っています。自分の知らない世界に興味津々です。だから、ママやパパの経験値から、赤ちゃんの興味の世界の幅を狭めることがないように・・・・・ちょっと声かけに気を付けてもらえると嬉しいです。

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Mama's profile/プロフィール

吉中 みちる

吉中 みちる 【一般社団法人日本ベビーサイン協会代表理事】

記事テーマ

絵本とベビーサインで育むコミュニケーション力

まだおしゃべりができない時期にベビーサインでコミュニケーションをして育った赤ちゃんたちは、絵本が大好きに育ちます。どうしてなの?絵本とベビーサインはどんな関係があるの?普通の絵本の読み聞かせとどう違うの?など等皆さんの疑問にお答えしながら、ベビーサインと絵本をお子さんのコミュニケーション力アップにつなげる方法をお伝えしていきます。

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