皆さん、初めまして。ベビーサイン協会の代表理事をしています、吉中みちると言います。この度「絵本とベビーサインで育むコミュニケーション力」というテーマにそって、赤ちゃんとの絵本の時間に、ベビーサインのエッセンスを添えて、楽しんでいただける方法をご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
おしゃべりできない赤ちゃんたちも、伝えたい思いや考えがあります。でも、口や舌の筋肉が未熟なうちは、おしゃべりしたくてもうまくおしゃべりができません。そこで、わりと早くから使えるようになる、手や指の動きを使ってコミュニケーションを取りましょうというのがベビーサインです。教え方は、とっても簡単! 普段の語りかけに、ママやパパが手の動きを添えて赤ちゃんに見せていけばいいんです。
「さぁ、おっぱい飲もうね。」
と言いながら【おっぱい】のベビーサインを見せる。
「もぉ、ねんねしようか」
と言いながら、【ねんね】のベビーサインを見せる。
そんな日常の繰り返しから赤ちゃんたちは、手の動きを真似るようになり、やがて、意味が分かって自分から使うようになるのです。
2015年にベビーサイン教室の卒業生さん98名を対象にアンケート調査にご協力いただきました。その中の一つの質問に
「お子さんは絵本を読むのが好きだと思いますか?」
というのがあります。回答はなんと91%のお母さんたちがわが子が絵本好きに育っていると感じていました。そこで、こちらでこれからシリーズ化して、絵本とベビーサインの素敵な関係について、色々お話をさせていただきたいと思います。次回から具体的な、どうして?やどうやって?にお答えしながら、絵本とベビーサインの楽しみ方をご紹介します。どうぞお楽しみに!
吉中 みちる 【一般社団法人日本ベビーサイン協会代表理事】
記事テーマ
まだおしゃべりができない時期にベビーサインでコミュニケーションをして育った赤ちゃんたちは、絵本が大好きに育ちます。どうしてなの?絵本とベビーサインはどんな関係があるの?普通の絵本の読み聞かせとどう違うの?など等皆さんの疑問にお答えしながら、ベビーサインと絵本をお子さんのコミュニケーション力アップにつなげる方法をお伝えしていきます。