「芸能人は歯が命」というCMがあったように、白く輝く歯は魅力的です。顔の中で白い部分は、歯と白目だけです。この白い部分を綺麗に見せることで、相手に与える印象がとても良くなります。歯が黄色いと、肌もくすんで見え、歯磨きをきちんと行っていないような印象も与えてしまうこともあります。
そして、自分にとっても白い歯というのは、白さを維持しようと歯磨きを丁寧にしたり、定期的に歯のクリーニングをするため、歯の健康を守る意識が高まります。
歯を白くする方法は2つあります。
今回は1の薬剤を使って白くする方法についてお話しします。
「ホワイトニング」という言葉は1度は耳にしたことがあると思います。新聞広告や歯科医院の看板でもよく描かれていますが、ホワイトニングは大きく2種類に分かれます。
35%程度の過酸化水素を歯の表面に塗り、光を当てて白くします。
2001年12月に厚労省より認可された10%の過酸化尿素のジェルを患者さん専用のトレーの中に入れ、歯科医師の指示に従って自宅でホワイトニングを行う方法です。
どちらも歯を削らずに白くすることができるのですが、歯に汚れが付いていたり、むし歯や歯周病があると ホワイトニングができないのでホワイトニングを行う前にはしっかりとクリーニングを行うことが大切です。
かかりつけの歯医者さんでホワイトニングを行っているようなら、どんなホワイトニングなのか、自分のはどのくらい白くなるのか聞いてみてもいいと思います。歯科医院には歯の色をチェックするシェードと呼ばれる色見本もあるので、現在の色とホワイトニング後の白さの比較もできます。
ぜひ、クリーニングやお子さまの検診の際は、歯科医院に置いてあるパンフレットなどをチェックしてみてください。
越川 はるか 【歯科衛生士】
記事テーマ
歯は一生使う大切なものです。お子さんの歯はママしか守れません。「歯磨きはしなきゃいけない」から「歯磨きしよう」になるお話しをお伝えします。