昔から妊婦さんは穏やかに過ごすように言われていましたが、育児は妊娠中から始まっていることが心理学的にも検証されはじめました。
すでにお子さんが生まれていて、妊娠中のことを後悔したり、あるいはお母さん自身が思い当たることがあるかもしれませんが、大丈夫です。
心の中で「もしかしたら、そうだったかもしれない」と思うことをイメージして、どんな気持ちかを想像してみてください。
ご自身が妊娠中にお子さんに対して、後悔することがあれば事例のお母さんのようにお子さんにさりげなく聞いてみてください。覚えていない場合でも、「ママは○○ちゃんがとても大切で大好きだから、何でも言ってね」と伝えてください。何か思い出したり、不安に感じることがあれば思い出した時に話してくれるかもしれません。
お母さん自身の胎児期に気になることがあるならば、ご自分が胎児だったことを想像してみてください。
その時の子宮の中の様子や胎児であるご自分の体を想像して、その時も気持ちも感じてみて、ネガティブな気持ちがあるならば、それを母親に伝えるか、大人になったご自身が共感してあげてください。
イメージですからあまり深刻にならず、考え込まないで直感で感じたままイメージしてください。
そして胎児の気持ちが変わったら、新しい記憶をもって生まれ直すイメージをします.
実際にお母さんにお話しできるのでしたら、気になっていることを直接お聞きになれればさらに良いですね。心のわだかまりが溶けて、信頼が深まることと思います。
いかがでしたか?
胎児期についてはこれからさらに研究が進むことと思います.
実際にインナーチャイルドセラピーの中でも親子の絆、親子関係が人間関係を作る土台であることを実感する胎児期退行は、とても癒しの効果があります。
次回は、胎児期に関してもう少し深読みしていきたいと思います。
参考文献
『胎児は知っている母親のこころ』 トーマス・バーニー+パメラ・ウェイントラウブ (著) 日本教文社