シングルの方や頼る人が近くにいない場合は、一時的には
「私がやらなきゃ!頑張ろう!」という気持ちは大切ですね。
子どもが可愛いからこそ頑張れること、乗り越えようという気持ちが出てくるのも当然です。
ですが、少し状況が落着いたり、頑張っていることに辛さが出てくるのでしたら、
立ち止まって、気の許せる友人や近くの人に相談したり、公的な支援を受けたり、誰かに「助けてほしい」と言ってください。
それはあなたが弱いのではなく、子どもを守るためだと考えてください。
また周りにそのような方がおられるのに気づかれましたら、その方に優しく話しかけて
「私もそうなんだけど・・・よかったら話、聴かせて」とさりげなく声をかけてみてください。
もし「一人で頑張るパターン」を手放したいと思われるのでしたら、
次のようにインナーチャイルドセルフケアを行ってください。
1,一人になれる場所、夜寝る前にぬいぐるみやクッション等を抱いて小さなころの自分をイメージして
「私(小さい頃の呼び名○○ちゃん)は本当はどうしたいの?どうしてほしいの?」と心の中で呟いてみてください。
2,心を静かにしていると心に浮かんでくる気持ちが感じられてきます。
例えば「もっと私を大切にして」「もっと自由にして」
などの言葉や感情を感じたら
「教えてくれてありがとう。今まで気がつかなくてごめんね。これからはあなたをもっと大切にするね。」
と伝え、小さい自分を抱きしめるようにぬいぐるみやクッションを抱きしめてください。
3、何も感じなくてもできるだけ続けてみてください。
何かしらの感情を感じるようになるかもしれませんし、
感じなくてもだんだん気持ちが楽になっていくまで続けてください。
普段意識することがない無意識のパターンを変えるのは、インナーチャイルドとコンタクトをとり、
受容し、安心させてあげることが大切なのです。
ネガティブなパターンの背後にいるインナーチャイルドは小さい頃には必要だった肯定的な目的(親の言うことを守ること)を持っているのです。
孤独なインナーチャイルドは気がついてくれること、理解してくれることを待っています。
自分育てと子育ては同じで、素直な子どもの気持ちに寄り添い、安心感を与えることなのです。
焦らずにゆっくりとお子さんが育つのと同じように時間と愛情を与えていきましょう。
いかがでしたか?
この方法は心理療法では長年使われている方法で、広範囲に有効です。
温かな眼差しを自分に向けることができると周りの人達にも同じように接することができるようになり、
人とのコミュニケーションが楽になりますよ。