「脚を組む」
とネットで検索をすると、ほとんどが
「よくない」という内容の話が出てきます。
では、どうして脚を組むことが悪いとされているのでしょうか。
【脚を組むのはNG説】
① 骨盤がゆがむ
② 背骨がゆがむ
③ 股関節に捻じれが生じる
④ 姿勢が悪くなる
⑤ 脚の血流が悪くなる
⑥ 脚が太くなる
うん、これだけ見ると確かによくないようにも思えます。
無意識にしてしまうことも多い
脚を組んで座るという姿勢。
実は、脚を組んで座ってしまうのには理由があるそうです。
【脚を組む理由】
① 殿筋群の疲れ予防
② 骨盤が歪んでいて普通には座りにくいため
③ 股関節の捻じれ
④ 体が歪んでいるためにズレてしまった重心を、安定させようとして脚を組むという説もあります。
でも、本当に【脚を組む】い座り方って体に悪いコトなのでしょうかね?
この写真をご覧ください。
↓
赤ちゃんがこのように脚を交差させて寝ている姿、見たことありますよね。
これはママのおなかの中で体を丸めていた時の脚の形と似た姿勢になるようです。安心するのかな!?
【注】先天性股関節脱臼など股関節にトラブルがある子の場合は、この姿勢はあまり良くありません!
抱きかかえられている生後3か月頃のこの男の子。よく見ると脚をちょっと交差しています。
実はこの姿勢、すごく安定感があるそうです!!
大人になってもついつい脚を組んでしまうのは、体の安定を保つためもあるのかな♡
脚を組んで座る
正しく組めば、悪い姿勢ではなくなる可能性があります!
【美しく座る】と同様に、これまたミニマム運動効果も期待できそうな
【正しく脚を組んで座る】
その方法を、お教えします。
脚を組むという動きを細かく分解すると
① 座位にて股関節を90度以上屈曲。
② 持ち上げた脚を内旋させつつ、反対側の膝上(大腿部下部)の上にその脚をのせる。
③ この時、反対側の脚の股関節も内旋位となります。
股関節が無意識に外旋位となってしまうということは、この股関節には内旋制限があるのかもしれません。
そして、脚の内転筋群が弱っている可能性も!
このような綺麗に脚を組んで座る座り方
出来ない人、多いです。
皆様もよかったらご自分の体をチェックしてみて下さい♪
美しく脚を組んで座れるということは、左右の股関節がシッカリと内旋出来る可動域の良好な体である証拠!
大腿骨の骨頭は骨盤の中にあり、股関節は骨盤ととても密接した関係があります。
股関節の可動制限は骨盤トラブルを誘発する可能性も!?
脚を組む姿勢で見つけることも出来ちゃう、体のトラブル。小さな体の異変を見つけるのにいいかもしれませんね!
光永 雅代 【柔道整復師】
記事テーマ
柔道整復師として得た知識に主婦の知恵をプラスした、誰でも今すぐに始められる運動やケア方法を提案していきます。寝転がるだけ、座るだけでOK!日常にちょっとだけアレンジ加えるだけで運動になってしまう光永流のミニマムケア。忙しいママ必見です!!