「水いぼ」とは、正式には伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)と呼ばれる伝染性の皮膚病です。水いぼのウイルスが皮膚で増殖し、白っぽいいぼができます。手足や体幹にひろがりますが、皮膚が柔らかく擦れるところに多くみられます。
水いぼ自体に痒みや痛みはありません。
ウイルスをもつ皮膚に直接触れるとうつります。水いぼを触ったり掻き壊してしまうと広がっていってしまいます。このような直接的な接触だけでなく、ウイルスが付着したものに接触しただけでもうつります。
皮膚に傷があるとき、乾燥などでバリア機能が低下しているときは注意しましょう。
水いぼは自然治癒します。しかし、見た目の問題や、他の部位や他の人にうつさないために治療が行われます。専用のピンセットなどでつまんで取るのですが、現在は取る際の痛みを和らげるシールなどがあるので子どもの負担も少ないようです。その他に薬で脱落させる方法もあるようです。
青木 美和子 【保育園看護師、ベビーマッサージ講師】
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「この時期、何に注意したらいいの?」「どう対処したらいいの?」など、乳幼児に対する季節ごとの保健情報や保健教育について、ハッピーノート.comの『ほけんだより』としてわかりやすく発信していきます。ご家庭で取り入れるヒントにしてくださいね。