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お米は糖質が多いというイメージが強いですが、実は様々な栄養素が含まれるマルチ食材です。お米は炭水化物が多く含まれる食材ですが、パンと比べると脂質が少ないことはご存知ですか。さらに、身体の材料になるたんぱく質や身体の調子を整えるビタミンやミネラル、食物繊維を多く含むマルチ食材といえます。お米は悪者ではなく、健康の味方です。

胃腸は免疫力の要です。免疫細胞の約６割が腸にあります。胃腸を元氣に、腸内環境を良好に保つことが免疫力の維持、向上へとつながります。腸内環境を整えるためには、ある栄養素や乳酸菌をとることを推奨する話をよく耳にします。ですが、まず大切なことは、胃腸を元氣に保つこと、自分の菌(常在菌)を活発にしておくことです。そのためには、特定の栄養素をとるのではなく、筋肉でできている胃腸をしっかり動かす食事を心がけるようにしましょう。

胃腸を動かす食を毎日心がけることが免疫力を高めます。難しいように思いますが、実は「お米」を毎日の食の「軸」にすることで胃腸を動かし鍛えることができます。お米はしっかりよく噛んで食べる「粒食」です。粒食は咀嚼を促し、「だ液」の分泌も促します。だ液は胃腸力を高めるだけでなく、消化吸収力アップ、免疫力アップ効果があります。また、お米はマルチ食材でもあり様々な栄養素をとることができるので主食としておススメです。パン食や麺食が多い皆さんも免疫力向上のために、米食を増やしてみてはいかがでしょうか。