日本茶専門店や街のお茶屋さん、百貨店の茶道具コーナーでは茶筅についてのアドバイスも得られますが、今はネットでもいろいろな種類の茶筅が購入できます。
「どれを買えばよいかわからない」というご質問をよくいただくので、購入の際のポイントをご紹介します。
値段の目安は、竹の茶筅は中国製なら1,000円くらいから、日本製なら2,000円以上です。
比べてみるとクオリティはやはり日本製の茶筅の方が細かい手仕事で作られているのがわかります。
日本製の茶筅は伝統工芸品でもあり、現在も奈良県の高山というところで代々受け継がれた技術により作られています。
穂先が柔らかく、点てやすいのは日本製の茶筅です。
初心者の方には「80本立」「100本立」をおすすめします。
「100本立」の方が穂先は細いです。
茶筅は穂先が細い方が泡立ちは良いとされていますが、その分折れやすくなります。
茶筅を使う前は毎回折れていないか確認してから使ってください。
折れそうな部分があったらハサミで切り、飲む際は茶筅の折れた部分が入っていないか確認してください。
また、手入れについてですが、使用後はよく洗ってからしっかり乾燥させてください。
熱湯に通しておくと消毒にもなります(洗剤は使用しません)。
茶筅は糸のかかっている部分から軸にかけては水やお湯につけないようにしてください。
全体を水やお湯につけてしまうと乾きが遅くなり、衛生面に不安も残ります。
茶筅は消耗品なので、穂先の折れや汚れが目立ってきたら買い換えます。
しかし頻繁に使わないのであれば、数年使えます。
最近は樹脂製の茶筅(日本製2,900円前後)も販売されています。
こちらは、茶筅の先が折れにくく長持ちする、分解洗浄できる、食洗機にもかけられる、など衛生面を気にする方にはおすすめです。
また持ち手が細いので、小さなお子様にも持ちやすいです。
(右が樹脂製の茶筅)
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酒井 知子 【日本茶インストラクター】
記事テーマ
親子で日本茶ライフを楽しんでみませんか?お茶を飲むだけでなく、見て触って香りを嗅いで、子ども達は五感で楽しむことがでます。2歳から茶筅を握り3歳からはmy急須でお茶をいれる娘との日本茶ライフの中から、親子で楽しめるアイディアをご紹介します。茶葉の選び方やお茶のいれ方など日本茶インストラクターならではのコツやポイントも交えてお伝えします。