煎茶にはやはりお菓子がつきものですね。
お茶とお菓子でほっと一息、リラックスやリフレッシュにもなります。
今回は煎茶に合うお菓子の一例をご紹介します。
お家でお子様とお茶時間を楽しむ時、お客様のおもてなしのご参考に。
その前に、少しだけマナーのお話を。
煎茶にも実はマナーがあります。煎茶とお茶請けの置く位置、いただく際の順番などです。
お家ではあまり気にしなくても良いですが、お客様へのおもてなしや、お呼ばれの際にちょっと知っておくと安心です。
1.煎茶とお茶請けの位置
お客様にお出しする際は、このように右に煎茶、左にお茶請けを置きます。
(他の、ほうじ茶・玄米茶などもルールは同じです。抹茶のみ少々違いますが諸説あります)
2.いただく際の順番、マナー
煎茶は味が繊細なので、お茶そのものの味を味わうため一煎目のお茶を先に飲んで、お茶請けはその後いただきます。
和菓子などに楊枝がそえられている場合は楊枝を使って一口サイズに切りながら召し上がってください。
どらやきなど、カジュアルなお菓子の場合は、手でちぎって召し上がってください(かじらないでくださいね♪)。
お家では、ご自由にお楽しみください。
前回の「煎茶をいれよう」の記事のようなリーズナブルでさっぱりした味の煎茶の場合、このようなお菓子はいかがでしょうか。
お子様の好みで選んでみてください。
1.いわゆるオーソドックスな和菓子
季節により、栗を使ったものや、寒天や葛で餡を包んだものも。
2.和三盆干菓子
和三盆というお砂糖を固めたものなので、くせがなくお子様にも人気。煎茶の味を邪魔しません。
アレルゲンを含まないものが多いので(材料は要確認)、食物アレルギーのあるお子様のお菓子としても。
3.どらやき
少しカジュアル路線に。
普段使いの煎茶なら、どら焼きにもぴったり。
4.最中(もなか)
小さめの最中ならお子様も食べやすいです
5.お煎餅(甘いものも、しょっぱいものも)
甘いものがあまり好きでない場合は、醬油味や塩味などのお煎餅も合います。
6.クッキーなど洋菓子
バターの香りが少な目でシンプルなクッキーや、和洋菓子も。
これらはほんの一部です。
お子様といろいろなお菓子を合わせて楽しんでみてください。
和菓子も季節によって、いろいろなものが出ます。
(写真は「琥珀糖」という夏のお菓子です)
春は桜餅、柏餅、夏は葛桜や葛饅頭、水ようかん、秋は栗きんとんなど。
季節の果物(春はいちご大福、冬はりんごのお菓子など)を使った和菓子もあります。
見た目も季節感あふれる和菓子が多く、目でも楽しむことができます。
お子様とのお茶タイムで「今〇〇の季節だね」「このお花は何かな?」「今お外にいったら咲いているよ」と和菓子をきっかけに季節を感じるのも楽しいですよ。
次回は、ちょっと気になる「お茶の保存方法と賞味期限」についてお伝えします。お楽しみに!
参考資料:『日本茶の図鑑』監修:公益社団法人日本茶業中央会、NPO法人日本茶インストラクター協会 マイナビ出版発行
横浜・川崎の日本茶講座『和茶』では、日本茶インストラクターが抹茶・煎茶・玉露など、気軽なスタイルで日本茶の文化を暮らしに取り入れるご提案をしています。
「親子日本茶教室」や、日本茶の基礎から応用まで楽しみながら学べる「日本茶講座」を自宅や出張レッスンで多数開催しております。お子様連れ歓迎の日程もあります。
詳しくは、講師のブログをご覧ください。
酒井 知子 【日本茶インストラクター】
記事テーマ
親子で日本茶ライフを楽しんでみませんか?お茶を飲むだけでなく、見て触って香りを嗅いで、子ども達は五感で楽しむことがでます。2歳から茶筅を握り3歳からはmy急須でお茶をいれる娘との日本茶ライフの中から、親子で楽しめるアイディアをご紹介します。茶葉の選び方やお茶のいれ方など日本茶インストラクターならではのコツやポイントも交えてお伝えします。