では、実際に「すうかあど」と「おはじき」をつかって遊びましょう。
数字の「すうかあど(1~10)」、リンゴの「すうかあど(1~10個)」、おはじきを10個、用意しましょう。
1.りんごの絵が1個描いてあるカードを子どもに見せ、同じ数のおはじきを取り、並べるように言いましょう。その際に、あらかじめ、ぜんぶのおはじきの数も数えましょう。絵が描かれた「すうかあど」がない場合は、キャンディー(具体物)などを10個用意し、そのうちの1個を置いてください。
2.おはじきを置いたら、子どもと一緒に指さし、数えましょう。
3.次に、バラバラにおいた1~9の数字が書いてあるカードからリンゴとおはじきと同じ数のカードを選ぶように言いましょう。
4.2枚のカードとおはじきの数が同じであれば「できたね!」「すごいね!」とほめてあげましょう。
同じ要領で1~10の数で繰り返し遊んで下さい。
3、4歳のお子さまの場合は、なかなかうまくいかないこともあります。
でも、初めのころはできなくて当たり前!
なかには、簡単にこなしてしまうお子さまもいます。
ママからは「こんな簡単なことで数の概念が身につくの?」という声もでてきます。
大人にとっては「こんな簡単こと」が実は子どもにとっては、「とても不思議なこと」なのです。
そして、簡単だからこそ達成感を味わい、「もっとやりたい」、「もっと知りたい」という知的好奇心を高めていくのです。
幼児期にもっとも大切なのは「楽しみながら体験の中で学ぶこと」。
できた子も、できなかった子もたくさんの数にふれて「数の世界」を楽しんでください。
ママたちもきっと「さんすうせっと」を初めて手にしたときのワクワクを思いだしますよ。
参考文献:
「算数はこわくない」著:遠山 啓
「わかるさんすう1」著:遠山 啓
「算数ができる子の親がしていること」著:大迫ちあき
☆歌劇の街・宝塚で幼児から中学生を対象とした学習塾を開いています。
算数、パズル、読書、英語とクラスも様々。
そんな教室での様子をブログで公開しています。
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渡辺 貴子 【幼児さんすうインストラクター】
記事テーマ
算数につまづく理由に「基本的な数やかたちの概念が身についていない」ということがあります。つまづくと苦手意識がでやすいのが算数ですが、問題解決力を育成できるのも、「わかった!」「できた!」という達成感を味わうことができるのも算数です。幼児期に身につけておきたい算数、低学年でつまづきそうになったらすぐに家庭でできる算数勉強法をお話します。