3歳児(年少児)になったら、「一人磨き」を練習してみましょう。
3歳児での練習は、しっかりと歯垢をとる歯磨きというより、「食べたら歯磨きをしよう!」という習慣を身につけてもらうことがポイントになります。磨く順番を決め、順序立てて磨くようにしましょう。
練習方法を見ながら、ぜひ、ご家族皆様でお子さまの「一人磨き」の練習を一緒にしてみてください。
この3つのお約束を、ぜひお子さまと歯磨き前に呪文のように一緒に言ってみてください。その際、楽しい雰囲気を作りながら言うと、お子さまも遊び感覚でのってきますよ。
歯ブラシの先(植毛部)と向き合うように握って持ってください。
歯ブラシの先(植毛部)の後ろの柄の部分と向き合うように握って持ってください。
歯ブラシを持っているときの約束が3つあります。
この状態で立ち上がったり、歩いたりすると、思わぬ事故につながります。
噛んでしまうと、植毛部がすぐに開いてしまいます。
歯ブラシで、床や机などを擦ってしまうと不衛生になります。
水を使わずに模擬練習を行います。
口の周りの筋肉(口輪筋)を鍛え、食べこぼしを予防する効果もあります。
自分で磨いた後は、必ず、家の人に仕上げ磨きをしてもらうよう約束します。上の歯の裏側(口蓋側)と、下の歯の裏側(舌側)は、まだ磨いていないことをお話ししてあげてください。
歯磨きの練習は、劇のようなもの。お子さまと一緒に楽しく「一人磨き」劇を行ってみてください。
越川 はるか 【歯科衛生士】
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お口の中が健康になると、体も健康になり、自然と笑顔が増えてきます。お子さんの歯を守れるのは、お母さん、お父さん、周りの保護者の方が重要です。楽しい毎日を過ごすために、皆さんのお口の健康管理のアドバイスをお伝えします。