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【ママのための睡眠講座】<第4回>日中の過ごし方で変わる!子どもの夜の眠り/2016年2月

「眠れない原因」は日中の過ごし方にヒントあり!

ママなら1度は悩んでしまうのが、夜の子どもの就寝時間ではないでしょうか。

「遅寝遅起きのリズムを早寝早起きにしたい!」

「夜なかなか眠ってくれない、どうしたらいい?」

「寝かしつけ方法がわからない。」

 

夜になるとママは早く子どもに眠ってほしくて頑張るのに、なかなか眠ってくれない子どもたちにママもイライラとストレスがたまったりすることもありますよね。

「睡眠」そのものにスポットを当てすぎてしまうと、解決方法が見つからないことがあります。

そこで、私が考える“眠育”でおすすめしたいのが、24時間という1日の生活リズムの中で「睡眠」をとらえ直すことです。

 

眠ってくれないヒントは日中の過ごし方を振り返ってみると、見つかるかもしれません。 

「疲れたから眠る、夜が来たら眠る」リズム

人の睡眠のしくみはとてもシンプルな法則があります。

キーワードは2つです。

 

「疲れたから眠る。」「夜が来たら眠る。」

  

子ども写真3.jpg

 

まず日中の過ごし方についてですが、活動をあまりしていない日は体が疲れないので、夜眠くなりません。体力も気力も残っているので夜眠る時間が遅くなることは、大人も子どもも同じです。

また、室内にいることが多くなって外にあまり出ないと、太陽の光を浴びずに過ごすことが多くなります。太陽の光は日中に元気に活動するためのセロトニンというホルモンが活性化するのにとても大切な役割をします。

そして、夜にメラトニンという眠りのホルモンに変化してスムーズな入眠に導いてくれます。

 

人は日中にメリハリのある活動をして疲れれば疲れるほど、夜は深くぐっすりと眠ることができます。

 

夜にお子さまが眠ってくれなくて悩んでしまう場合は、日中の活動レベルを上げてみるために外遊びやお出かけの機会を増やすなどしてみてくださいね。

  

公園写真3.jpg

 

次に夜の過ごし方ですが、光が眠りに与える影響はとても大きいのです。

夜に光を浴び続けるとメラトニンの分泌を抑えて眠くなりません。「夜が来たから眠る」というリズムを作るために、寝る前は天井の明るい照明を落として、間接照明などを利用しながら部屋の明るさを薄暗く調整してみましょう。

 

子どもはもちろんママもリラックスできるようになるので、自然に寝つきが良くなります。 

毎日少しずつ違う眠りでも、悩み過ぎない

私は“眠育”から、具体的に赤ちゃんや子どもの眠りについての育児の方法をお伝えしています。しかし、どんな育児法もそうですが、頑張ってうまくいかなくても落ち込む必要はありません。

 

実際に講座に参加されるママのみなさんは本当に勉強家で、「赤ちゃんや子どもの睡眠にいいという専門書を読んでいるんですけど、うまくいかなくて。これってどうでしょう?」と質問を受けることもあります。

 

例えば、その本が外国の著書だったりすることがあります。

日本の睡眠環境と外国の睡眠環境を比べてみると、家の部屋数や構造、家族のあり方、ライフスタイル、価値観まで異なる部分が多いものです。たとえば外国だと赤ちゃんのうちから1人寝をさせますが、日本では子どもが幼いうちは親、とくにママが添い寝するという状況が多いと思います。

 

それは、日本的な母性観かもしれませんし、現実的な問題として狭い住宅環境で独立した寝室を作ることが難しいこともあるかもしれません。

 

「添い寝はいいの?悪いの?」と悩んでしまうこともあるかもしれませんが、「私とこの子にとって添い寝はいいのかな?」と置き換えて、「一緒にいる安心感もあって良く眠れる。」と思えれば、ママは自分にOKを出していいのです。

 

そのご家庭に合う「いいとこどり」で子育てはアレンジしていいんだと思えれば、“眠育”の子育ても敷居が低くなると思います。できるところから、小さくてもいいので、一歩を進めるところから始めてみてくださいね。

 

薔薇.jpg

お昼寝のあり方を見直してみよう!

子どもの夜の就寝時間が遅くなってしまって睡眠時間が短くなると、昼寝で不足分を補うこともあると思います。たまにならいいのですが、それが毎日となると心配です。日中に長く寝かせてしまうと、その日の夜はまた遅く就寝するという昼夜逆転っぽい睡眠リズムにひっぱられてしまいます。

 

ポイントは日中のお昼寝を長くさせすぎず、第3回目の記事を参考に、お昼寝の時間を目安に時間が来たら起こすようにします。

 

夕寝は子どもの成長とともに4歳にはなくなりますが、疲れて夕方に眠くなってしまう日もあるでしょう。

 

そんなときは短めの睡眠をさせるようにしてください。

目安は15分ぐらいです。ここであまり長く眠らせてしまうと、すっきりと覚醒してしまい夜眠くなりません。また、夜の睡眠が浅くなってしまい、せっかくの成長ホルモンもあまり出ないということにも。

 

短めの昼寝なら夜の睡眠に影響を与えませんので、上手に昼寝を活用してみてくださいね。

 

いかがでしたか? 夜のなかなか眠れないヒントは、日中に見つかるかもしれません。
ぜひ、参考にしてみてください!

Information/お知らせ

<鶴田名緒子(睡眠健康指導士・睡眠改善インストラクター)の睡眠講座>

●「女性のための睡眠講座~睡眠で叶える健康美人的生き方~」

睡眠をダイエットや美容に活かして健康的なライフスタイルを手に入れるには?

体内時計や時間栄養学の観点から、具体的な方法をお伝えします!

 

日時:3月2日(水)10:00~12:00

会場:Cafe Lied(カフェ リート)

住所:神奈川県相模原市中央区淵野辺4-1-20

URL:http://tabelog.com/kanagawa/A1407/A140701/14062198/ 

対象:女性

定員:6名(残2名)

参加費:2,000円(ご飲食代は各自でご負担いただきます。)

お申込みメール:foryoursleepあっとまーくyahoo.co.jp

 注)あっとまーくは@に置き換えてください。

  メールにはお名前・ご住所・携帯電話・メールアドレスを記載してください。

 

●「シニアのための快眠セルフケア講座」連続睡眠講座(全3回)

第1回 4月13日(水)自分でできる快眠方法と睡眠の基礎知識

第2回 4月27日(水)「睡眠日誌」で自分の「ねむリズム」を知ろう!

第3回 5月11日(水)「睡眠日誌」でスリープレッスンQ&Aと参加者交流 

睡眠相談やリラックスタイムに気軽にできる安眠体操もあります!

 

時間:10:00~12:00

会場:相模原市立大野北公民館(JR横浜線淵野辺駅から徒歩2分)3階 中会議室

住所:神奈川県相模原市中央区鹿沼台1-10-20

URL:http://www.sagamihara-kng.ed.jp/kouminkan/onokita-k/annai.htm 

対象:シニア、ご家族、支援者、睡眠改善に興味のある方

参加費:1,200円(教材費)

 

お申込み・お問い合わせ:大野北公民館窓口(電話:042-755-6601)

*受付開始は3/8~となります。

 

ブログ: 「 +Sleep(プラススリープ)~ねむりをプラス、輝くあした~ 」

     今後の睡眠講座の開催予定や、快眠の方法など随時、更新しています。

Mama's profile/プロフィール

鶴田 名緒子

鶴田 名緒子 【睡眠健康指導士・睡眠改善インストラクター】

記事テーマ

「ママのための睡眠講座」

ママが睡眠の知識を深め、家族の健康を睡眠からサポートできるように暮らしに役立つ情報をわかりやすく発信します。赤ちゃんの眠り、保育園児と幼稚園児の生活と睡眠、小学校就学に向けての「子ども生活リズム」の整え方など。「眠育(睡眠の育児&教育)」からママやお子さまに寄り添ってきた指導経験を生かし、心も体もHappyになる毎日の育児を応援します!

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