みなさま、こんにちは!
お子さまとの夏休みの思い出はいっぱいできましたか? 忙しくも楽しい時間を過ごせたのではないでしょうか。幼稚園の新学期も始まった頃ですね。
少しほっとできる時間もできる中で、夏の疲れが出始めてきたママさんもいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、今回は「ママ・シエスタ」をおすすめしたいと思います。
「シエスタ」それは、つまりお昼寝のこと。
疲れを癒す方法として積極的に取り入れてみませんか?
最近はパパが育児や家事に積極的に参加してくれることも多くなって、昔と比べると家族に対する役割や価値観が少しずつ変わっているように思う場面も増えました。
素敵な「イクメン」パパも増えてきましたよね!
実際のところはどうなんでしょうか。
データをもとに、日本人の25年前(昭和61年)→ 現代(平成23年)の生活時間を比較してみました。日本女性の家事と仕事時間、そして睡眠時間をご覧ください。
(総務省統計局 平成23年社会生活基本調査より)
<共働き世帯>
・女性
仕事:5時間32分 → 4時間34分
家事:4時間30分 → 4時間53分
・男性
仕事:8時間32分 → 8時間30分
家事:15分 → 39分
<夫仕事&専業主婦世帯>
・女性
家事:7時間41分 → 7時間43分
・男性
仕事:8時間25分 → 8時間22分
家事:17分 → 46分
<睡眠時間>
・男性
7時間56分 → 7時間46分
・女性
9時間39分 → 7時間33分
こうして比較してみると、女性や男性も、家事や仕事にかける時間は昔も今もほとんど変わらないのに対して、睡眠時間を見てみると、現代の女性は25年前と比較して2時間も睡眠時間が短縮しているのです。
社会生活基本調査は5年おきにあるので、平成28年に行われる調査ではどのような結果になるのか注目したいと思います。
家事や育児はかなりの重労働です。
しかし、共働き世帯であっても夫仕事&専業主婦世帯であっても、妻が担う役割がとても多いのに、睡眠をとる時間が不十分だと体調面でとても心配です。
そこで、夜になかなか思うように睡眠をとれないママに、お昼寝でその疲れを癒すための「ママ・シエスタ」を推奨したいと思います。
赤ちゃんのいるママ。
ママも夜はなかなか眠れなくて大変ですよね。
赤ちゃんのお昼寝のタイミングを見計らって一緒にシエスタを!
お子さまが幼稚園に行っている間に1人になれる時間があるママは家事を少しお休みして、シエスタしましょう。
お仕事をしているママ。
お昼休みや休日のできるときだけでも。
午後からの仕事の効率アップはもちろん、気分がリフレッシュできますよ。
それぞれの元気チャージのための「ママ・シエスタ」、始めましょう!
私の場合ですが、子どもの夏休みの間は、明け方の早い時間に起きて仕事や自由時間を作っていました。日中は子ども中心タイム。一緒にお出かけしたり、お昼ごはんを作ってあげたり、やるべき家事もたくさん・・・。
すると、ランチを食べたあとぐらいに、へとへとになってしまうんです。
日差しのキツい夏晴れの日は、無理な外出を控えて、涼しい部屋でシエスタしました。
そのときの体調に応じて、シエスタの時間を決めていました。
一般的に推奨されているお昼寝は15時までの間に15~30分がベストです。
この時間の幅は、年齢によって睡眠の質が変わるため長さが違います。
55歳以下の大人は15~20分、55歳以上は30分となります。
どうしてこんなに短いのかと言うと、ノンレム睡眠の浅い睡眠で目覚めるため。これ以上長くとると、深い睡眠に入ってしまいます。
1時間ぐらい中途半端に長く眠ってしまって、起きたときに頭が重くボーっとしたり、眠気が続いたりするのはお昼寝で深い睡眠段階まで眠ってしまうからなんです。
「ママ・シエスタ」は短めに切り上げてすっきりするのが一番ですが、あまりに疲れてしまって夜の睡眠の不足分を補いたいなら、90分ほど長めにとってしまうのもいいでしょう。
この長さは、一般的な睡眠の1クールが約90分と言われているためですが、この時間帯も個人差が大きく、人によっては短かったり長かったりもします。だいたいの目安と考えてください。
タイミングとしては、15時前にすませてしまうのがおすすめです。夕方にするうたた寝は夜の睡眠に悪影響がありますので、避けましょう。
ご家庭にいるママなら「ママ・シエスタ」もしやすいと思いますが、仕事をしていると難しいなんて声もありそうですよね。
私も通勤時代には、ランチ後のお昼休みに15~20分の仮眠をとっていました。毎日ではなく、ちょっと疲れていたり午後の仕事の能力をあげたいな、というときにシエスタを取り入れていました。
午後2時頃にくる自然な眠気の予防対策に、お昼休みにあらかじめ眠りを補っておくのもおすすめです。
時間がなかったり人目が気になるときは、少しの間だけ目を閉じるだけでもリフレッシュできますのでお試しください。
●参考資料●
総務省統計局 平成23年社会生活基本調査
●「+Sleep(プラススリープ)」
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鶴田 名緒子 【睡眠健康指導士・睡眠改善インストラクター】
記事テーマ
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