コンセプトの次は、ターゲット(標的)を決めましょう。コンセプト同様ターゲットを決めることも起業するうえでとても重要です。なぜ、明確なターゲットを設定しないといけないのでしょうか。
それは、商品(サービス)は並んでいるのに誰に売っていいのかわからない状態になってしまうからです。ここで一番陥ってしまいやすいのは、不特定多数の方を対象にすることです。
(悪い例)
・お客様の窓口は広いほうがいい
・色々なお客に対応できる
・商品やサービスを買ってくれる人全員
起業を考えている、または起業間もない方は特に不安なので「誰でもいいから来てほしい」との思いが強いと思いますが、ターゲットが曖昧ではどんな素晴らしい商品(サービス)でも売れません。ターゲットを決めるときの一番大事なポイントは「ターゲットを絞る事」です。
ターゲットを絞ったりしたらお客様が減るのではないか?なぜ、絞るの?とお思いの方もいると思います。理由は簡単、ライバルがたくさんいるからです。
「誰にでも好かれるような商品」は、お客様にとって他起業の商品やサービスとの違いがよくわかりません。そのため、「価格・近い場所」などで比較されるようになります。
<ターゲット全対象の場合>
「私の商品(サービス)は、誰にでもお勧めです」 ⇒ 届きにくい
<ターゲットを絞った場合>
「私の商品(サービス)は、〇〇な〇〇の方にお勧めです」 ⇒ 届きやすい
上記のようにターゲットを絞りこむことにより商品(サービス)が届きやすくなります。
ターゲットが決まったら、さらに細かくターゲットを絞り込んでいきましょう!
誰に何を届けたいのか、ストーリーをつけて絞りこんでいきます。
<ターゲットのストーリーを考える>
・住んでいる場所(エリア)
(湘南エリア・神奈川県・藤沢市)
・家族構成
(未婚・既婚 3人家族で2歳のお子さんが1人)
・年齢
(20代・30代・40代・50代)
・仕事
(会社員・自営業・パート・専業主婦)
・趣味
(お花・お料理・美容・ネイル・クラフト)
・どんな願望をもっているのか
(資格を取りたい・プレゼントしたい・子どもたちに教えたい)
・どんな悩みを解消したいのか
(料理が上手くなりたい・きれいになりたい・技術を取得したい)
・どうやって自分の商品(サービス)を利用するのか
(自分のため・家族のため・プレゼント)
想像できる人間像を作り、誰に届けて売りたい(商品・サービス)かを考えターゲットを絞り込みましょう!
ターゲットは具体的であればあるほど相手の心に届きます。
プチ起業は、好きなことを仕事にしたい! 育児・家事・仕事の両立をしたい! そんなママの夢を叶える働き方の1つです。ママの笑顔が家族を幸せにします。キラキラ輝く素敵ママに変身しましょう。
次回は、「セルフブランディング」をご紹介します。
藤岡 まき子 【ママ起業コーディネーター】
記事テーマ
プチ起業とは「手の職・趣味・好きな事」を活かし私らしく働く。そして、育児・家事・仕事の両立をしたい!そんなママの夢を叶える働き方の1つです。ママの笑顔が家族を幸せにします。キラキラ輝く素敵ママに変身しましょう。プチ起業の始め方をお伝えします。