まず第一に、冷静になって子どもが訴える場所を確認しましょう。そして、その場所を上下に優しくマッサージしてあげます。
マッサージは子どもを安心させます。そして人肌で温めることにより少し痛みが和らぐと言われます。
痛みで不安になっているお子様を、優しくギューっと抱きしめて「大丈夫だよ」と伝えるのも効果的。
昔は「成長の証」と言われた成長痛。治療法がないわけではありません。柔道整復師としての見解でお話をするならば、成長痛にはしっかりとした対処法が古来からあります!
まずは、痛みの種類を確認しましょう。
①筋肉の痛み
②骨の痛み
4・5歳は1年間に平均6cm成長すると言われています。これを期に、第二次性徴期まで成長曲線は一度緩やかになっていきます。骨や筋肉が大きな成長をするこの時期。
一番成長をする骨は、長管骨と言われる四肢の長い骨です。
そして成長する場所が、骨端線と言われるこの部分
↓
この部分には筋肉も付いてきているため、成長に伴う負担も多くなります。
そのため、骨の成長や筋肉の成長のバランスが壊れてしまえば痛みになることも。そこに運動が加わったりすると、強い痛みを訴えるお子様もいます。
私の息子も5歳の頃よく成長痛による痛みを訴えていました。よく考えなおしてみると、痛みを訴えていたのは水泳教室のあった日の夜が多かった。。。
もちろん、それだけが原因とはいえません。幼稚園入園などによる環境の変化。そして生活などの変化により精神的な面で痛みを訴える場合も多いと言われる成長痛。
子どもの怪我や痛みに対し、何気に効果が高い「イタイのイタイの飛んで行けー!」
国は変われど、世界中にあると言われるこの素敵な言葉。手で触れる、そこには大きな安心感によるリラクゼーション効果があるのかもしれませんね。
今回は成長痛の対処法として、ママの手当てやマッサージの有効性をを紹介しましたが
次回は、接骨院の先生の視点から
【古来からある成長痛の治療法】について紹介したいと思います。
光永 雅代 【柔道整復師】
記事テーマ
子どもがケガをしてしまった。もしくはケガもしていないのに痛みを訴えたら、ドキっとしますよね。そんな時の対処法やケア方法を、プロの視点から、そして2児のママの目線でお伝えしていきます。