0~3歳児連れの飛行機旅行の最大心配は「機内で子供がグズって迷惑にならないか」だと思います。そのために機内に持ち込む荷物や、搭乗直前のおむつ替えや授乳、昼寝の調整など、ここまで色々工夫を紹介してきました。
では、飛行中にグズらせないための私のワザをここでまとめましょう。
・0歳児連れなら通路側の席をとって、いつでも立ってゆらゆらできるようにする
・機内で昼寝するように昼寝時間の調整をする
・離陸直後に寝るように、授乳時間の調整をする
・必要であろうあらゆるもの(飲み物、食べ物、おもちゃ)を持ち込む
・初めて見せる絵本やおもちゃをこっそり用意しておく(シール絵本だと時間もかせげます)
・スマートフォンやタブレット端末に好きな動画を落としておく(電波がなくても見られるように)
・動画の音が聞こえるようにイヤホンも用意しておく
・ANAやJALの機内でもらえる記念品(おもちゃ)は時間を潰せそうなものを選ぶ
普段はなるべく禁止している携帯での動画やジュース、おやつも機内では解禁。こういう時のために、普段から与えすぎないことが大事。
これだけやれば、快適な空の旅にぐっと近づきます。それでもグズったり、大声で泣き止まなくても、パパママはイライラせず落ち着いてあやしてあげましょうね。席の前後左右の方にあらかじめ「子どもが騒がしくしたら申し訳ありません」と一言かけておけばよりいいですね。
ANAやJALには3歳未満の子ども連れの場合に優先搭乗ができます。ファーストクラスに座る方やプレミアムメンバーの方よりも先、一番はじめに搭乗できるというサービスです。搭乗口の係員さんが優先搭乗の案内をし始めると、「おっ、ラッキー!先に乗れるなら乗っちゃおう」と喜んで先に乗っているパパママ、ちょっと待ってください!
ここで考えていただきたいのですが、最初に乗っていい事ってありますか? まあ誰もいないから自分の席にスムーズにはたどり着けるでしょう。でも優先搭乗は出発時刻の15~20分前に始まりますので、早く搭乗した分、子どもと一緒に狭い機内で過ごす時間が増えます。それって全然ラッキーじゃないですよね。逆に子どもへも自分へも負担を増やしていることになります。
私はいつもギリギリまで乗りません。係員さんが搭乗の最終案内をし始める頃まで、搭乗口付近で子どもを遊ばせながらのんびり待ってます。その頃にはもう機内でもみんな座っていて通路も空いているため、乗り込むのも大変じゃありません。窓側の席を取っていて、通路側に別の方がいる場合は一度立ってもらわなきゃいけないので、気が引ける方は通路側の座席を取っておきましょう。
なるべく子どもと狭い機内にいる時間を減らすことが大切なのです。
空港や時期によっては、搭乗口のすぐそばにこういったキッズスペースがあるので、そこでギリギリまで遊ばせておくのもおすすめ。でも、いざ乗り込むよ!という時にグズられないように注意です。
その他にも、機内で子どもと快適に過ごすために知っておいてほしいサービスがあります。
・隣席のブロック
3人席でパパママの席のみ予約している場合、運よくあと1席に誰も座らなければラッキーですよね。ダメ元ですが、予約時やチェックイン時に、「隣の席をブロックしていただけますか?」と聞いてみてください。空席が多い場合は、対応してくれることもあります。
・機内でのミルク作り
機内でミルクが必要になった場合、CAさんにお願いすれば作ってきてくれます。もちろん哺乳瓶と粉ミルクは持参ですが、しっかり温度調整もしてくれて安心です。
・JALのクラスJ子連れ優先シート
JALの国内線は片道一人プラス1000円出すと、クラスJという少し広めのお席に座れます。クラスJの中にも子連れ優先シートが中央後方にあるので、パパママ合わせて2000円出すだけで、ゆとりある座席を確保できます。しかも機内の前方席なので、後から乗るにも便利です。
島村 麻美 【子連れ沖縄旅行アドバイザー】
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出産してからずっと子育てでてんてこまいのママ。そろそろリフレッシュ旅行したい!という時は沖縄がおすすめ。海外より近くて安い、国内リゾート沖縄は子連れがとっても過ごしやすいんです。子供がいると心配な飛行機や車の移動、はじめての外食、海遊びの注意点、忘れちゃいけない持ち物、など0~3歳の子供と一緒でも楽しめる沖縄旅行のノウハウをご紹介。