沖縄というと南国イメージが強くて、晴れて暑い日が多いと思っている人も多いのですが、実は違います。気象庁のデータ(1981~2010年統計)によると、日照時間は全国35位。全国平均の年間日照時間1897時間に対して、1774時間と平均を下回っているのです。つまり、イメージほど晴れる日は多くないわけです。
沖縄は台風シーズンになると接近や直撃が全国に比べて非常に多いのも特徴的。年間降雨量は東京の約1.3倍、北海道の約2倍とかなり雨が多いこともうかがえます。「沖縄=南国=晴れてる」 というイメージは意外にも当てはまらないということになりますね。
そうなると心配なのが、沖縄旅行中に雨だったらどうしよう・・・ということ。そこで、今回は曇天や雨でも子どもと楽しめるスポットをご紹介します。
那覇市の北に位置する浦添市。その58号線沿いにあるのが「ブルーシール アイスパーク」です。沖縄のアイスといえばブルーシール。こちらの店舗はアイスを楽しめるショップ部分と、アイスのデコ体験ができる体験ゾーンがあります。体験は事前予約制で、1人1000円。アイスバーにチョコレートやトッピングをデコレーションして、専用の保冷バッグに入れて持ち帰りさせてくれます。
幼稚園年中さんくらいになると、ひとりでできる作業も多く、楽しめると思いますよ。親は口出し、手出しをしたくなるところですが、ここはぐっとガマン。お手伝いをする程度にして、子どもの自由な発想でデコレーションを楽しませてあげましょう。
オンシーズンは予約が埋まるのが早いので、なるべく旅程が決まったら事前に予約したいところです。また、滞在中の天気予報を確認して、雨の日に予定を持て余しそうだったら予約確認してみるといいですね。直前キャンセルが出たりもするので、諦めないで。
北中城市にできた「イオンモール沖縄ライカム」は、沖縄県内では最大規模のショッピングセンター。食料品のみならず、雑貨や洋服などの専門ショップ、映画館、トイザらス、大型の書店など、一日いても回りきれないくらいの広大な敷地にショップがずらりと並んでいます。
館内にはあちこちに子どもが遊べるプレイエリアがあり、ママが買い物している間にパパと遊んで待っている、ということもできて便利。親は買い物を楽しみつつ、子どもも遊んで待てるので文句なし! フードコートや飲食店街もあるので、一日過ごすこともできちゃいます。
大型書店「未来屋書店」の子どもコーナーには、大きな木があり、その下で絵本を読むことができます。絵本だけでなく、絵本関連のキャラクターグッズや図鑑など品揃えも豊富。「未来屋書店」内の2階には「タリーズコーヒー」があるので、子どもがお昼寝したら、本を読んでひとやすみ、というのもおすすめです。
もちろん、沖縄観光といえば、の「沖縄美ら海水族館」も雨の日のおすすめスポット。でも那覇空港から約2時間かかるので、子ども連れだと年齢や時期によっては移動が少し大変です。そこまで行かなくても、イオンモール沖縄ライカム内に、沖縄美ら海水族館監修の巨大水槽があるので、沖縄の魚たちとはここでも出合えます。
他にも、免税店「Tギャラリア沖縄」や「あしびなーアウトレットモール」などでお買い物するのもアリですね。曇りならともかく、雨が降っていると海を楽しむのはなかなか難しいので、ここは割り切って買い物や食事を楽しみましょう。買い物や食事だって、普段はなかなかゆっくり満喫できないですよね。お天気はどうしようもないので、滞在中のお天気に合わせて予定も自分のテンションも切り替えられるよう、旅の準備をしっかりしておくのが一番です。
島村 麻美 【子連れ沖縄旅行アドバイザー】
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出産してからずっと子育てでてんてこまいのママ。そろそろリフレッシュ旅行したい!という時は沖縄がおすすめ。海外より近くて安い、国内リゾート沖縄は子連れがとっても過ごしやすいんです。子供がいると心配な飛行機や車の移動、はじめての外食、海遊びの注意点、忘れちゃいけない持ち物、など0~3歳の子供と一緒でも楽しめる沖縄旅行のノウハウをご紹介。