さあ、LCCのデメリットも見ていきましょう。
1.フライト料金以外に手数料がかかる
LCCの予約はLCC各社のWEBサイトでするのが一般的。WEBで予約すると、フライト料金として料金表に表示されている金額とは別に、クレジットカード支払い手数料の他、必要に応じて座席指定料、荷物預け料などがかかります。なのでフライト料金が安くても、このあたりがかさむと意外と高くつくことも。
(ベビーカーやチャイルドシート等は無料で預けられます)
2.予約の変更やキャンセルができない
予約するプランによりますが、一番安いもので予約すると、予約完了後の変更や取り消しができません。ANAやJALは早期割引で予約してキャンセルしても、一部料金は帰ってきますが、LCCの一番安いプランだと全額戻ってこないんです。なので予約を確定する時は、確認画面でよーーーくチェックすることを忘れずに。
(変更やキャンセルのできるプランもあります)
3.手荷物の重量制限が厳しい
手荷物はひとり2つまで。席を確保していれば子供も1人とカウントされるので、大きめのバッグにまとめれば手荷物の数量はなんとかなります。ただ、やっかいなのが手荷物の重量制限。Peachは一人10キロまで、Jetstarは一人7キロまで、など各社で違いがあるので、出発前に必ず確認を。重量オーバーして預けることになると、手荷物預け料プラス余分に手数料がかかるので注意です。10キロはたいてい大丈夫ですが、わたしは7キロをギリギリオーバーしそうで飲み物を破棄して減らしたことがあります。
4.駐機場所が遠い
空港によりますが、LCCはたいていメインターミナルから離れたところに駐機しています。LCC専用ターミナルがあったり、メインターミナルからバスにのって駐機場所まで行ったりします。成田空港なんかはLCCターミナルが本当に遠くて、メインターミナルから初めて歩いて行った時にぐったりしました。でもANAやJALのように室内からそのまま機内に入るのではなく、一度外に出てから階段で機内に入ることも多いので、子どもは飛行機を近くで見られて楽しめます。
5.機内が狭い
これはみなさんご存じのとおり。通路も狭いし、席間も狭い。なので大きめの男性とかだと、もう目の前に前の人のシートがある感じで、足元も窮屈そうです。通常体形の女性が赤ちゃんを抱っこして座るには全然問題ないですが、ANAやJAL、または新幹線の座席に慣れている人にはとっても狭く感じると思います。でも、前項でお話ししたように、2歳児とかだと狭かったとしても1席ある方が断然楽です。3人分席があれば、奥の人がトイレ行く時に席立たなきゃいけない、なんてこともないですしね。
6.機内サービスがない
機内サービスといえばドリンク提供。LCCはこれがありません。飲み物食べ物すべて有料です。そしてブランケットや新聞のサービスもありません。機内で必要なものは自分で持ち込みます。
7.Jetstarは抱っこ紐禁止
これは本当にびっくりしました。機内では抱っこ紐禁止なんです。そうとは知らずにはじめてJetstarに赤ちゃん連れで乗った時、抱っこ紐で寝かして準備万端だった息子を起こすハメになってしまい、わたし、かなり落胆しました。
フライト中も子ども専用のシートベルトでママのシートベルトに固定した状態で抱っこします。なのであんまり子どもを動かせない。トイレに立つときもめんどくさい。泣いたときに立って抱っこするにも抱っこ紐禁止だから両手ふさがってしまい、ゆれると危ない。と、子連れには厳しいフライトになりました。
(抱っこ紐禁止は安全のためとのことです)
8.フライトの遅延が多い
LCCは少ない機体でたくさんのフライトを回しているので、例えば午前中のフライトで遅れが出ると、それが午後の便になるにつれどんどん蓄積していって、18時頃の便は1時間遅れなんていうことがよくあります。なのでLCC利用時は早めの時間がおすすめ。わたしは沖縄に行く時は8時台の便、帰りは16時より前の便を使っていて、今まで一度も遅延したことありません。
一度友だち家族と沖縄旅行して、18時フライトでPeachで帰る時は1時間遅延して子どもの退屈しのぎが大変でした。到着後の終電との接続もあるので、あまり夜遅いフライトはおすすめしません。