いよいよ夏本番です! 夏休みに入り、子どもたちと過ごす時間が増えるし、お昼ご飯の用意はあるし、ママたちお疲れ様です。
忙しく暑い毎日ですが、目に入ってくるもので感じる温度が変わったり、気分も変わるものです。
夏に生花はもたせにくいですが、南国の花であるランは暑さに強い花です。
お気に入りのランの花を一輪、もしくは何輪か水に浮かべて飾ってみましょう。
水は目にするだけで涼を感じます。
花を水に浮かべる飾り方は、手軽に涼やかさと華やかさを演出できますよ。
ランの一種のバンダ。深い紫色がハッと目を引く美しい花です。
一輪の花の大きさも10㎝ほどあるので華やかです。
ガラスの大き目の器に水を張り、バンダを浮かべます。
これだけでも、涼しげですがわずかなグリーンでいいのでちょっと足してみてください。
いかがですか? とたんに瑞々しく感じませんか? 因みにこのグリーンはリキュウソウ。明るい色のグリーンで動きのあるつるものです。
グリーンの効果ってすごいですよね!
そしてもうひとつ大事なことが、ガラスの器の下の色を白っぽくすること。
何も敷かないと、いまひとつ涼しさを感じません。
下に白いチュール生地を敷きました。温度が下がったように感じませんか。
これは、ライムも一緒に浮かべてみました。
命のある植物からは、やはりエネルギーやパワーをもらえます。
暑い夏でもそれなりに楽しむ方法はあります。
ぜひ日常に取り入れて、一時涼を感じたり、和んだりしていただけたら嬉しいです。
今回の記事をもちまして、卒業させていただくこととなりました。
日常生活の中で子どもと一緒に楽しめるフラワーアレンジメントをご提案してまいりました。
記事を書くことで私自身が、お花の楽しみ方、お花の良さを再認識できるとてもいい機会でした。
花をアレンジするっていうことは、「ルールがあるのでは?」とか「お花をたくさん用意しないとできないんじゃない?」など、気になることがいろいろあるのかもしれませんが、わずかなお花で気軽に楽しんでほしいという思いで記事をかかせていただきました。
少しでもお役に立てていたらこんな嬉しいことはありません。
こちらの記事を見て、「これならできそう!」「やってみたいと思います!」「こんなふうにすればいいんですね。」とこコメントをいただくことがあり、私の励みにもなっていました。
お子さんが小さいうちは、自分の時間がなかなかとれなくて、なくてはならないものではない「花」は、「無くてもいいもの」になりがちですが、私自身がお花に触れることでずいぶん花に助けられました。
今しかないお子さんとの濃い時間。一緒に、または自分自身で、花を楽しんでください。
1年間ありがとうございました。
鈴木 純子 【フローリスト・花教室講師】
記事テーマ
部屋に花があることで、空気が華やかになり、人の気分も変わります。花は癒しだけではなく、私たちにパワーも与えてくれます。家族が過ごす大切な部屋を花で飾り、笑顔で過ごすきっかけのご提案です。お子さんと実際に花に触れ、アレンジメントを作ることで、感触、香り、色を体感し、親しみ、お子さんとの会話を楽しんでください。