梅雨に入り、アジサイが雨に濡れて生き生きと美しく咲いています。
この時期はどうしても憂鬱になりがちですが、青や紫、ピンクのアジサイは目で私たちを楽しませてくれます。
梅雨の時期のお花だけに、アジサイはお水が大好き。花瓶のお水もどんどんなくなります。
その一方でお水が下がりやすいという面があります。
アジサイを花瓶に活ける場合は、茎を切るだけではなく、ちょっとひと手間かけてあげましょう。
1.
ナイフやカッターで、茎の断面積が大きくなるよう斜めにカットします。
2.
すると茎の中に、白い綿のようなモワモワするものが入っているので、これを掻き出します。
3.
茎の中に空洞ができて、これで水が吸い上げやすくなります。
たっぷり深めの水に活けてくださいね。
小さな花の集合体でできているアジサイの花のかたまり。
存在感があるので、1本だけでも様になります。
または、アジサイの花を花留めとして使うのもおもしろい使い方です。
小さな花が集まっているので、その隙間を利用して花留めにするのです。
アジサイの茎を短く切って、水を入れた花瓶の中に埋めます。
これだけでも可愛いですし、アジサイの花の隙間を使ってグリーンを挿します。今回はスグリを使ってみます。
スグリは透き通るようなグリーンから赤に変わるキレイな実をつけています。この実をアジサイの上に散らせます。
垂れ下がるように置くと可愛いですよ。
こんな使い方もあるアジサイ。
アジサイの魅力で、上手に梅雨を乗り切ってくださいね。
鈴木 純子 【フローリスト・花教室講師】
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部屋に花があることで、空気が華やかになり、人の気分も変わります。花は癒しだけではなく、私たちにパワーも与えてくれます。家族が過ごす大切な部屋を花で飾り、笑顔で過ごすきっかけのご提案です。お子さんと実際に花に触れ、アレンジメントを作ることで、感触、香り、色を体感し、親しみ、お子さんとの会話を楽しんでください。