「おやつよ!!」というと、ワクワクしながら寄ってくる子どもたちの笑顔が目に浮かびますが、スポーツキッズの皆さんは普段何か心がけていることはありますか? 我が家の子どもたちはまだ小学生未満でスポーツをガッツリしているわけではありませんが、「おやつ」に関して心がけていることがあります。それは「おやつは食事」ということ。幼児期もそうですが、スポーツキッズも1日3食の食事では必要な栄養素を補うことができません。ですので、おやつ=補食として食事で摂りきれない栄養素の食べ物を食べてほしいなと思っています。摂りきれない?栄養素?っと難しく考えなくても大丈夫です。果物やヨーグルト、焼き芋、肉まん、あんまん、プリン、ゼリー、小魚などがおススメです。普段の食卓にあがらないもので、簡単に準備できるものを選んでみてくださいね。
一緒におやつを手作りしてみるのも良いですよ!! また手作りおやつは、材料を選ぶことができることも良いところです。お時間ある日や雨の日などお子さんと一緒にチャレンジしてみてくださいね。
最近は食べ物が簡単に手に入るようになりました。コンビニやスーパー、ドラックストアでもたくさんのお菓子が並び、目移りするほどです。子どもたちにこれを買ってっとせがまれることも多いのではないでしょうか? ココで少し気を付けて頂きたいことがあります。市販のお菓子の中には「エンプティーフード」=「空(から)の栄養」と言われるお菓子もあります。それは、スナック菓子です。安価に買えますし、たくさん棚に並んでいますし、何よりも味が魅力的なのでしょう。好んで食べる子どもたちも大人たちも多くいます。おやつの位置づけとして、「食事」ということを先ほどお話ししました。このスナック菓子が子どもの成長にプラスになるのか、足りない栄養素が補えるのか、一度立ち止まり考えてみてくださいね。
さて、これまでおやつは「足りないものを補う食事」であり、スナック菓子はおススメではないというお話をしてきました。ですが、「食」というものはカラダの栄養だけでなく、ココロの栄養のためにも大切なものです。みんなで楽しくわいわいと食べることも、好きなものを食べることも大切です。先ほどご紹介したスナック菓子もカラダの栄養的にはおススメではありませんが、友だちと集まっておやつにするとき、おやつを持ち歩く時などには皆様のご家庭でも活躍しているのではないでしょうか? 普段から沢山食べることはおススメしませんが、「ココロの栄養補給日」として、子どもたちが喜ぶおやつも準備することは大切です。スポーツ活動をしている子どもがいるご家庭では、試合前や練習がある日よりもお休みの日にココロの栄養補給日を作るようにしましょう! 美味しいね、嬉しいな、楽しいね、こんな気持ちも食から育んでいきたいですね。
◎11月28日(土)@生田緑地にて食育ワークショップを開催。
「探してみよう!〇〇の秋」
http://www.ikutaryokuti.jp/hp/event.php?evkd=201511&ev1d=20151128#info
◎馬明真梨子主催講座
◎馬明お取り扱い中のおススメ雑穀
馬明 真梨子 【子どものスポーツ栄養専門家】
記事テーマ
ここ数年、スポーツを頑張る子ども達の「食」への関心は高まっています。「食」は毎日のことで、家庭とのつながりが大きいものです。小さい頃から「食」とどう関わっているかが本格的にスポーツを頑張るようになった時に力を発揮してくれます。子ども達の元氣な成長とスポーツでの活躍を家庭だからこそできる「スポーツ食育」で支えるノウハウをお伝えします。