「雑穀」と聞くと、ちょっと高価なイメージだったり、普段食べない特別なもののように思っている方も多いかと思いますが、乾物のように日々の食事を彩り、栄養価をアップしてくれるママにも子に嬉しい万能食材です。雑穀は小麦や米以外の穀物で、縄文時代から栽培されていたそうです。白米が主流になる前は主食として食べられていました。やせた土壌や気候条件が悪くてもたくましく育つので、ビタミン、ミネラル、食物繊維が多く、フィトケミカルが含まれており、栄養価が高い食材です。この「雑穀」をお米に混ぜ「雑穀ごはん」にするだけで、栄養価がアップ。そして、お米の炭水化物を燃やしてくれる着火剤として働いてくれるお助け食材です。この雑穀を是非毎日のごはんに使って頂ければ、頑張って栄養バランスよくしなきゃという負担を少しでも軽減できるのではないでしょうか?
雑穀の良いところとしては「ビタミン、ミネラル、食物繊維」が豊富だということ。ごはん(お米)がエネルギー源として活躍するためにはエネルギーを燃やさなくてはなりません。燃やすためには、燃える元である炭水化物、燃やすお助け栄養素がビタミン、ミネラルです。要は炭水化物がエネルギーになるためにはビタミン、ミネラルが必要ということです。雑穀はビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富であり、フィトケミカルという生理活性物質も含まれていて、ごはんに加えるだけで簡単にパワーアップできる万能食材なのです。
スーパーにはたくさんの種類の雑穀が並びます。どんな雑穀を選ぶとより効果的なのでしょうか。選ぶポイントとしては①割れていないもの②国産のもの③包装は空気に触れていないもの。雑穀の美味しさは、新鮮であり粒がしっかりしているかが重要になってきます。新鮮であるならば、炊きあがりはふっくらツヤツヤで甘味があり、モチモチつぶつぶ食感が楽しめます。皆さんが普段使用している雑穀がポイントを押さえているのかを確認してみてくださいね。
雑穀やお米の大切さのお話も講座で行っております。
詳細はhttp://ameblo.jp/mariko9677からご確認ください。
馬明 真梨子 【子どものスポーツ栄養専門家】
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ここ数年、スポーツを頑張る子ども達の「食」への関心は高まっています。「食」は毎日のことで、家庭とのつながりが大きいものです。小さい頃から「食」とどう関わっているかが本格的にスポーツを頑張るようになった時に力を発揮してくれます。子ども達の元氣な成長とスポーツでの活躍を家庭だからこそできる「スポーツ食育」で支えるノウハウをお伝えします。