成長期のスポーツキッズにとって、なぜ食事が大切なのでしょうか。それは、人間の身体は「食べ物」からできていて、身体や脳を動かすエネルギーの源は「食べ物」だからです。運動をしている子どもたちは、運動をしていない子どもたちと比べると、たくさん身体を動かしているので、その分のエネルギーを「食べ物」からとらなくてはなりません。そして、身体は常に作りかえられています。そのため、身体の材料である「食べ物」は常に食べ続けなればならないのです。さらに成長期の子どもたちは、「成長するための栄養素」も必要となるため、その分もしっかりと食べなくてはなりません。生命維持分+運動分+成長分をしっかり摂れる食事とはいったいどんな食事でしょうか。下記でご紹介します。
食事をしっかり食べよう!といえど、何をどのくらい食べたらよいのでしょうか。下の図は、「スポーツ選手の基本食事スタイル」です。この図にあるように、主食・主菜・副菜(2品)・汁物・乳製品・果物の6品を毎食そろえると食事バランスをととのえることができます。
朝昼夕と毎食6品そろえることが難しければ、食べることができなかったものを「補食」として、おやつの時間や練習前後・休憩時間などに食べるようにしましょう。実際に、ごはんの量、おかずの量となると競技や体格などによる個人差がありますのでここではご紹介しきれませんが、6品そろえる目的としては、スポーツキッズに必要な栄養素をまんべんなくとることです。できるだけ毎食揃えてほしいですが、6品揃えることが難しいなと感じたときは、まず足りない食品を1品ずつ増やすようにしてみましょう。
スポーツキッズを支えるお母さま方に「毎食6品をそろえるようにしてみましょう」とお話をすると、「大変、、、」「朝食はちょっとできないかも、、、」というお声がよくでてきます。特に副菜2品を準備すること、おかずが増えることが手間だと。そんな時は手抜きをしつつ6品そろえるようにしましょう!
この食事の写真は朝食のように時間がないときにでも6品そろえることができるように、と考えて作りました。この食事のポイントは「味噌汁(豚汁)」です。実は、主菜・副菜を全て味噌汁の中に入れているのです。具だくさんの味噌汁にすれば、1品の手間も減り、お肉・卵・豆腐・魚を入れれば主菜の役割も担います。6品そろえるなんてハードルが高いなと感じる方はまずこのような感じの手抜き方法で作ってみてくださいね。
参考図書:小・中学生のスポーツ栄養ガイド
【馬明真梨子 主催講座のお知らせ】
★9/17(木) スポーツキッズのためのカラダ作り勉強会
詳細はこちらから⇒http://ameblo.jp/mariko9677/entry-12059231060.html
★9/25(金) 雑穀を食べて学んで日常食に活かそう会
詳細はこちらから⇒http://ameblo.jp/mariko9677/entry-12068509544.html
★10/8(木)・10/22(木) 10日間食べる断食道場
詳細はこちらから⇒http://ameblo.jp/mariko9677/entry-12056720756.html
★10/29(木) ガチガチさんのためのカラダケアストレッチ
馬明 真梨子 【子どものスポーツ栄養専門家】
記事テーマ
ここ数年、スポーツを頑張る子ども達の「食」への関心は高まっています。「食」は毎日のことで、家庭とのつながりが大きいものです。小さい頃から「食」とどう関わっているかが本格的にスポーツを頑張るようになった時に力を発揮してくれます。子ども達の元氣な成長とスポーツでの活躍を家庭だからこそできる「スポーツ食育」で支えるノウハウをお伝えします。