どんなスポーツでも動作や手技など練習をするときは必ず「意識」します。筋トレを行う時もここの筋肉を鍛えていると意識します。意識することで身体の変化は全く異なります。食事も同じように意識することが大切。こんな身体の選手になりたい、〇〇チームに入りたい、力強いゴールを決めるキックができるようになりたい、と具体的にどうなりたいのかを「意識」することで同じ食事を食べていても身体や心の成長が違います。
「意識」することはどんな子にもできることです。食事が身体や心に良い影響を及ぼすかどうかはこの「意識」の差が個人差にもなります。スポーツの食事というと完璧な栄養バランスの整ったものというイメージが強いですが、金銭面や調理者の技術や手間暇など実施できない人も多くいます。そして、「継続」が難しいということもあります。スポーツの食トレは様々な取り組みがありますが、まずは誰にでもどこでもできる「意識」することから始めてみましょう。
馬明 真梨子 【子どものスポーツ栄養専門家】
記事テーマ
ここ数年、スポーツを頑張る子ども達の「食」への関心は高まっています。「食」は毎日のことで、家庭とのつながりが大きいものです。小さい頃から「食」とどう関わっているかが本格的にスポーツを頑張るようになった時に力を発揮してくれます。子ども達の元氣な成長とスポーツでの活躍を家庭だからこそできる「スポーツ食育」で支えるノウハウをお伝えします。