胃腸は、食べたものを消化吸収する消化器官です。腸内環境の話はよく耳にしますが、腸は免疫力に関わり、メンタルの安定にも関わっています。腸内が良好なことも大切ですが、胃腸がしっかり動いているかも重要です。それは、胃腸が「筋肉」でできているからです。胃腸の筋肉は私たちの食べる食べ物、食べ方によって鍛えることができます。胃腸を動かさなくてもいい食べ物は胃腸を衰えさせてしまします。例えばジュースやヨーグルトなど咀嚼が少なく、胃腸を素通りしてしまい、胃腸の動きが少なくなります。胃腸が衰えると、消化吸収不良や腸内環境の悪化などをおこし、せっかくカラダ作りのために考えて食べていても、その効果が現れません。胃腸が元氣なことはカラダ作りのために大切なことなのです。
食トレをしよう、カラダ作りのために食事のバランスや栄養素を考えよう、と思うお母さん方、選手が多いですが、食べたものを考える前に出るものを考えてみましょう。「胃腸が元氣!」なことが大切だというお話をしましたが、胃腸が元氣かどうかは「出る」ものでチェックすることができます。「出る」ものそれは「便」です。便の状態、色、匂いによって胃腸の状態を知る事ができます。胃腸が調子悪いとお腹を下しますよね? 胃腸が元氣な時は、「スルッと一本バナナくらいで黄茶色」の便が出るとき。便の状態が胃腸さらに身体の調子を教えてくれるお便りとなります。食べるものも大事、だけど、出すものも意識してカラダの調子を整え、カラダ作りをしていきましょう。
馬明 真梨子 【子どものスポーツ栄養専門家】
記事テーマ
ここ数年、スポーツを頑張る子ども達の「食」への関心は高まっています。「食」は毎日のことで、家庭とのつながりが大きいものです。小さい頃から「食」とどう関わっているかが本格的にスポーツを頑張るようになった時に力を発揮してくれます。子ども達の元氣な成長とスポーツでの活躍を家庭だからこそできる「スポーツ食育」で支えるノウハウをお伝えします。