夏は暑くて花持ちが良くありません。どうしたらよいですか?というご質問をよくいただき、コツや花持ちのよいお花をお伝えしたり、こちらの輝くママコラムではグリーンアレンジについてもご紹介しました。
が、そんな努力もむなしくなる真夏には、ドライフラワーがお勧めです。作り方次第で涼しげで可愛らしいアレンジを作る事ができます。
(生徒さんの作品です)
小学生のいるママは、ドライフラワーを作る過程から観察したりすれば、夏の自由研究にもぴったりですね!ヒマワリや朝顔の栽培は夏の宿題の定番ですが、枯れていく過程の観察も面白いテーマではないかと思います。
ドライフラワーは、そのまま生花のように生けてしまうと、「なんで枯れたのにそのまま置いておくの?」という事になりかねないので、注意が必要です。
ドライフラワーは木や紙などとの相性が良いので、上手く他の素材と組み合わせてあげるとよいと思います。こちらの写真は昨年の夏の授業で作った生徒さんの作品ですが、きょうぎ(薄い木の板)と合わせて生けるととても面白くなりました。
また、色が地味だな、と思われる時には紙やリボンなどで色を入れて楽しみましょう。ぐっと明るい雰囲気になって楽しくなりますよ。
そして、ドライフラワーはどうしてもポロポロと散ってきますので、減って来ても良いように少し量を多めに密に生けると長く楽しめると思います。
ドライフラワーの作り方は至って簡単です。逆さにして直射日光の当たらない風通しのよいところに吊るすだけ。最近はシリカゲルなどで乾燥させる方法もあちこちで紹介されていて、シリカゲルで乾燥させた方が色が綺麗に残るようです。
ドライフラワーにしてお勧めなのは、スターチスやクラスペディアなどです。もともとカサカサしているお花は色がそのまま残って綺麗です。バラやカーネーションなどをドライにする場合は、黄色やピンクなどの明るめの色だと綺麗に色が出ます。赤いバラは黒になりますが、それはそれで大人っぽく仕上げたい時にはお洒落で素敵に使えます。
自由研究に限らず、子どもと枯れていく過程を観察しするのも面白いと思います。こんな観点から観察してみるのはいいかがでしょうか?
①なぜ逆さに吊るすのか?上向きにした場合と下向きにした場合で見比べてみる。
②枯れると大きさは小さくなる?
③枯れると色はどうなるのか?(色々な色のお花を試してみる)
触ってみる、においをかいでみる、などなど、子どもたちの率直な感覚も大事にしたいですね。
最後に自分で作ったドライフラワーでリースを作って提出すれば自由研究はばっちりです!
前置きが長くなってしまいましたが、ドライフラワーを使ったアレンジの一つの提案として、夏リースの作り方をご紹介します。
①土台を作る
私は雲竜柳を丸めて作りましたが、ツルなどを丸くなるように丸めてワイヤーで留めていって輪っかを作ります。面倒くさい人は百均などでリースの台が売っていますので、それを使ってください。
②ドライフラワーをつけていく。
枝の間にドライフラワーの茎を差し込むような形でつけていくと良いと思います。ワイヤーで止めたりグルーガンでつけたりしてください。
配置は自由です。間に細かい花が入るとリズム感が出てよいと思います。色めは青や緑を使うと涼し気にまとまると思います。
③リボンを付ける。
透け感のあるリボンをつけると柔らかく涼しげになります。貝殻なども重くないものであればつけたら可愛いと思います。
【浴衣につける花ブローチづくり】
①7月30日(土)11時00分~先着10名様(一般向け)
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②8月18日(木)11時~12時(ママスクコラボ企画★親子向け)
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阿多 星花 【SFCフラワーデザイン・生け花講師】
記事テーマ
季節の行事やお花について紹介しながら、子どもと一緒に楽しめる生け花やアレンジメントをご紹介します。お花を一緒に生ける時間が子どもと語らう豊かな時間となり、季節の行事やお花を楽しみながら日本の文化について伝えていくきっかけとなればと思っています。