まずは、材料を準備しますが、材料選びのポイントをまとめておきます。
ポイント1.色
お着物と同じ色目の物をベースに、一部ポイントになるような色も取り入れましょう。また、大人目線で「綺麗」というよりは、子どものものですので、少し派手かな~というような配色でいいと思います。おそらくお着物も明るめの色ですので、地味目の配色よりは可愛くまとまると思います。
ポイント2.花の種類
和風にまとめたいのであれば菊、とくにピンポンマムがお勧めです。丸っこくてとても可愛らしいので、和小物では人気です。そのほかの定番はバラやダリア、ラナンキュラスあたりでしょうか。
大きいお花をドンと一つつけるスタイルも流行っていますが、大小の花を組み合わせてあげた方が品が良く可愛らしい感じになると私は思います。大きめの花1輪に小さめの花2輪程度であとは小花か葉ものを1~2本程度で良いでしょう。大きめの、と言っても、お子様の頭のサイズとちゃんとご相談くださいね。思ったより小さいものでも大きく見えるので要注意です!
ポイント3.素材
縮緬風の布やリボン、水引などの和小物を積極的に取り入れましょう。お花だけで作るよりも和服になじみやすくなります。あえて洋風に仕上げたい場合はチュールやレースなども使えます。ビーズやパールなどのような光る素材を入れても可愛いですね。
<材料>
ワイヤー(太・細)20cmくらいを花や素材の本数分(7~8本)
フローラテープ(黒)
お花(大1、小2、葉1~2枚)
水引や和風リボンなど
①お花にワイヤーを付けます。ワイヤーの真ん中部分をガクや花びらにひっかけて、両端を茎の方におろします。フローラテープで花のすぐ下から巻きます。
大きめの花には太めのワイヤーを、小さい花には細いワイヤーをつけます。取り付けた後にワイヤー部分を持ってみて、花の重みでくにゃっと曲がってしまうようでしたら、もう少し太めのワイヤーを使ってください。逆に手で簡単に曲げられないようでしたらもっと細いワイヤーを使ってください。頭につけるものなので、太いワイヤーを使いすぎると痛いですし、重くなってしまい、髪に止めにくくなります。
②葉物は一番下の枝分かれした部分にワイヤーをひっかけて巻いてください。バラの葉のような面のものでしたら、葉の部分にワイヤーを通し、ソーイングします。
③リボンなどは下の部分にしわを寄せてしっかりワイヤーで絞りとめ、ワイヤーが隠れるようにワイヤー部分からフローラテープを巻きます。水引は足の部分を作ってから好きな形を作り、ワイヤーで止めます。
④花やその他の素材を束ねてまとめていきます。良いと思ったところで2~3本ずつフローラテープで巻いて、2回くらいに分けてまとめていきます。一つ一つの素材が離れているとしっかり止まりませんし、見た目も綺麗に出来上がりません。少しくっつきすぎかな~という程度でまとめておいて、最後に微調整で広げた方が綺麗に出来上がります。
⑤長すぎるワイヤーは短く切り(1~2cm程度残しておく)、ワイヤーの先までフローラテープで巻いて下さい。ワイヤーの先が出ていると痛いので、先を軽くくるむようにしてください。
⑥グルーガンで水引にビーズなどを付けても可愛いでしょう。
着付けをお願いする場合は、ヘアメイクさんに渡しておけばつけてくださると思いますが、ご自分でつける場合は、最後にテープを巻いたワイヤー部分と、一番背面にある花の茎の部分をピンでとめていきます。ワイヤー部分はうまく髪の毛の中に隠してください。
コームパーツに取り付けておくと、つけてあげやすいですが、コームパーツですと髪型に対しての角度などの微調整がしにくいので、一長一短です。つけないでおけば、頭の形に添わせて微調整したりも可能です。使いやすいように一度練習しておくとよいと思います。
今しか撮れない可愛らしい七五三写真ですので、是非ママの手作りで我が子だけの可愛い髪飾りを作ってあげてくださいね。
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阿多 星花 【SFCフラワーデザイン・生け花講師】
記事テーマ
季節の行事やお花について紹介しながら、子どもと一緒に楽しめる生け花やアレンジメントをご紹介します。お花を一緒に生ける時間が子どもと語らう豊かな時間となり、季節の行事やお花を楽しみながら日本の文化について伝えていくきっかけとなればと思っています。