日本は国土の7割が山で、雪解け水などからの湧き水も豊富なことから水に恵まれていると言われますよね。日本庭園でも滝や池は必要不可欠な要素ですし、日本人と水は切っても切れない関係にあります。水盤に水を張って生ける、ツボに水を溜めて生ける、という生け花も水が豊富な日本だからこそのものですね。
水盤に生けて水を見せる手法も日本ならではの表現方法で、透き通った水面から一種の緊張感のようなものを感じさせます。そこに生け花の世界観があると思います。水の美しさを最大限に生かしてお花を楽しみましょう!
前置きが長くなりましたが、それじゃあどうやって生けるの?という事で、生ける時の注意点をご説明します。
まずは大きな水盤(なければ大き目のお皿で良いです)を用意してください。剣山(吸水スポンジでもOK)は水が見えるように花器の端に寄せて配置します。お花が浮いているように見せるためには、剣山が見えてしまっては艶消しです。剣山は小さめのものを使い、剣山が自然に隠れるように生けます。水に目を向けるためには、高さはあまり出さない方が良いでしょう。生け方は自由です。自由な発想で色々やってみて下さい。
今回の写真はすべてスクール生の作品の写真をお借りしましたが、こんな表現方法もあります。こんな風に花器からはみ出しても構いません。
さらに! 涼しさを表現するために貝殻やビー玉などを使っても楽しいですね。こういった小物を入れておくと水に目が行きますしね。
さらに、さらに! 和紙なんかを使っても楽しいです。
花びらを浮かべたり、葉を浮かべたり、ビー玉を入れたり貝殻を入れたり、子どももそういうデコレーションは大好きですよね! 是非一緒に楽しみながら飾ってみて下さいね!
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阿多 星花 【SFCフラワーデザイン・生け花講師】
記事テーマ
季節の行事やお花について紹介しながら、子どもと一緒に楽しめる生け花やアレンジメントをご紹介します。お花を一緒に生ける時間が子どもと語らう豊かな時間となり、季節の行事やお花を楽しみながら日本の文化について伝えていくきっかけとなればと思っています。