菱餅の色は下から緑、白、ピンクで、それぞれ意味があると言われています。
緑はヨモギを入れて魔よけのため、白は菱の実を入れて、菱の繁殖力から子孫繁栄や長寿を願っている、赤(ピンク)は解毒作用のあるクチナシで健康を祝うためと言われています。また、緑、白、赤の順番は緑(新芽)が白(雪)の下に芽吹き、地上には赤(桃の花)が咲いている様子を表しているとも言われます。
この3色の意味を踏まえて菱餅アレンジを作ってみましょう!
<材料>
牛乳パック、マスキングテープ(1.5cm幅、ピンクと緑)、セロファン、オアシス、お花
<作り方>
①牛乳パックを切り開いて4.5cm幅に切ります。
②セロハンテープで仮止めして、ひし形になるように形作ります。
③オアシスを高さ4.5cmに切り、牛乳パックで作ったひし形に合うように切ります。
④牛乳パックをもう一度開いてマスキングテープを貼ります。
白は地の色を生かしても良いですし、私は白いレースリボンを両面テープで貼りました。この辺は自由にアレンジしましょう!
⑤ひし形に切ったオアシスをセロファンで包み、その上から牛乳パックを巻き付けて止めます。同じ色のマスキングテープで止めると目立ちません。
⑥上にはみ出ているセロファンを牛乳パックの上のラインに合わせて切って見えないようにします。
⑦お花を生けます。お花は短めに切ってひし形を崩さないように入れると可愛くまとまります。桃の花だけは少し長めに線を出して目立つようにしましょう。リボンやカラー水引なども入れると可愛いでしょう。
お花はママが切ってあげて、お子さんが挿すようにしてあげても楽しいと思います。一緒に楽しみながら作って下さいね!
桃には魔よけの力があるとされ、また桃という字の「兆」から「妊娠の兆し」という事で、ひな祭りに飾られるようになったと言われています。
原産は中国ですが、日本でも縄文時代前期の遺跡から桃核が出土していて、かなり古い時代から親しまれている花のようです。また、「古事記」では、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が桃を投げつけることによって鬼女、黄泉醜女(よもつしこめ)を退散させたという話も記されています。
花のつく枝の先は細く、生け花だけでなくフラワーデザインでも使いやすい花枝です。是非、ひな祭りには桃の花を飾ってお祝いしてくださいね。
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阿多 星花 【SFCフラワーデザイン・生け花講師】
記事テーマ
季節の行事やお花について紹介しながら、子どもと一緒に楽しめる生け花やアレンジメントをご紹介します。お花を一緒に生ける時間が子どもと語らう豊かな時間となり、季節の行事やお花を楽しみながら日本の文化について伝えていくきっかけとなればと思っています。