「癒しのフラワーフォト」、連載10回目はホワイトバランス(WB)とホワイトバランス補正(WB補正)について。ホワイトバランスについては以前のコラムでもお話ししましたが、人の目にはどのような光源下でも白いものを白と認識する脳の働きがありますが、カメラにも白いものを白と認識させるために調整する機能があり、それをホワイトバランス(以下WB)と言います。晴れの日や、曇りの日、蛍光灯や白熱灯電球の光源はそれぞれが持つ色温度で表され、WBではその適正な光源を選択し、撮影をする必要があります。
今回は人気の高い「ピンク色のお花」を被写体に使用して、より可愛く写すための方法をご紹介します。
お子様の写真撮影にも応用できますので、ぜひ覚えていただきたい機能です。
WBについてはこれまでもお話ししてきましたが、さらに写真をより表現したい色に近づけるためにホワイトバランス補正(WB補正)という機能があるのをご存知ですか?
以下の写真はキヤノンのカメラに表示されるメニュー画面です。
通常は「0,0/±0」に設定されています。
こちらを設定しようとすると写真のような表示が出てきます。
G(グリーン)、A(アンバー)、M(マゼンダ)、B(ブルー)の座標があり、横軸のB(ブルー)とA(アンバー)はホワイトバランスの暖色と寒色を微調整する項目です。縦軸のG(グリーン)とM(マゼンダ)は写真を緑っぽく、ピンクっぽく調整する項目です。
上のお花の写真は晴れの日の室内で適正と思われるWB(☀マーク)に設定して撮影しました。こちらをWB補正だけM(マゼンダ)方向に5目盛り進めると下のような写真になります。
写真の違いがわかりますか?
下の写真の方がピンク色のお花がより綺麗に見えます。
このようにピンク色のバラの色をより可愛く撮りたい場合は適正なWBにマークをあわせて、WB補正でよりMの方に目盛りをすすめるとピンク色がとても綺麗に出せます。
逆にグリーンを出したい場合はGの方に目盛りを進めてみましょう。
お子さまのお写真で頬をピンクっぽく写したい!というときや、肉料理を美味しそうに見せたい!というときなどに応用できますので、ぜひ試してみてくださいね。
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武田 美保 【Fleur de saisons主宰】
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お花を習いたいけれど育児が大変で余裕がな〜い!!そんなママたちに「お花の写真を待受画面にして癒されています」とメッセージをいただくことも多く・・それならば!ちょっとしたコツをマスターして日常生活で素敵だな〜と思った瞬間を写真に残してみませんか?1枚の写真で毎日の暮らしがちょっとHAPPYに!被写体をお花にフォーカスしてお伝えします。