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一眼レフカメラの特性のひとつに「レンズの付け替えができる」ことがあげられます。

葉についた雫をマクロレンズで撮影すると、全く違う表情を見せてくれるのです。

普通で見るとただの雫なのに、マクロな世界で覗いてみると、まるでキラキラ光るジュエリーのよう。

同じ条件下で撮影してもレンズを換えることで、違う世界が見えるのは一眼ならではの醍醐味です。

みなさんも被写体によってレンズを使い分けてみたり、撮影した写真をトリミングして、見せたいものをより強調してみてはいかがでしょうか？　写真から得られる印象がガラッと変わりますよ。

カメラの機能のひとつに「ホワイトバランス（WB）」があります。

光には色温度[光の色を数値で示したもので単位はケルビン（K）]と呼ばれるものがあり、光源によってその色温度が異なります。

一般に昼間の太陽光は5500K、白熱灯は3200Kで、色温度が高いと青っぽく見え、低いとオレンジ味が増します。

人の目はどのような光源下でも白いものを白と認識しますが、カメラには白いものを白く写せるように調整する機能があり、それをホワイトバランスと呼びます。デジタルカメラなどには一般的にオートホワイトバランス機能や晴天、曇天、蛍光灯など光源に合わせて手動でホワイトバランスを設定する機能がついています。

たとえば夜の室内で撮影した写真が黄色っぽく写ってしまった経験ってありませんか？　それは適正なホワイトバランスに設定していなかったため、光源の色味（おそらく白熱灯など）が強く出てしまったものなのです。

ただ、そのホワイトバランスを意図的にいじって、本来の色味とは違う見せたい写真を作ることができるのもカメラの面白さのひとつです。

同じ光源下でもホワイトバランスを変えると下の2枚のような違いが生まれます。

上の写真は適正なホワイトバランスで撮影したものです。

下の写真はそれよりも青みを強くするために、本来晴天マークで撮影すべきものを白熱灯マークで撮影してみました。

どちらがよい写真ということはないのですが、肉眼で見える色より寒々しさを表現するためにあえてホワイトバランスを調整してみました。

このように季節感を表現する場合などにも、ケルビンを意図的に調整して撮影することもあります。夏は涼しさを表現するためにケルビンの数値を小さくして青みがかった写真に、冬は暖かみを表現するために黄色みを強くした写真にしたり。

このように見せたい雰囲気に合わせてホワイトバランスを調整してみるもの面白いと思います。ぜひ試してみてくださいね♪