「癒しのフラワーフォト」、連載3回目は露出についてお話ししたいと思います。
写真を思ったように写すための機能のひとつに「露出補正」があります。被写体を写したあとに「あれ?暗い」と感じた事がありませんか? これを露出補正するともっと明るい写真が撮れるようになります。
露出補正には+(プラス)と−(マイナス)の設定があって、オート(カメラ任せ)で撮影すると通常±0になっています。これを+にするとどんどん明るくなり、−にするとどんどん暗くなるというのが露出補正です。
ほわっと背景をぼかしたような明るいお花の写真(オーバー)とは対照的に、背景などを暗く被写体が浮き上がるようなイメージの写真(アンダー)は重厚感が増してかっこよい雰囲気になります。今回はアンダーの写真にクローズアップしてご紹介したいと思います。
2枚の写真はアンダーで撮影したものです。どうでしょう?
お花が浮き出るように写し出されていて色彩がより鮮やかに見えませんか?
お花の色を強調したいときや、色合いを表現したいときに、私は黒バックのアンダー気味で撮影をしたりします。
実際のセッティングも実はとても簡単!
写真のように直接光の当たらない(レースのカーテンを1枚ひいた)サイドから光の当たる場所に黒いボードを(下とバックに)置きます。被写体を写し出したときに被写体の影の部分が黒くつぶれてしまうようであれば、右側に反射板としてスチレンボードを置き、光を柔らかく反射させてあげましょう。
そして被写体にピントを合わせて露出補正を「±0」から「−1」、「−2」と設定して撮影してみます。
±0で明る過ぎるようであれば少しずつ目盛りを調節していきます。
被写体が黒くつぶれてしまうとNGなので、液晶画面で画像を確認をしながら撮影してみてくださいね。
ポイントは被写体に光を当てすぎないこと。直接の光はNGなので、光源から少し離れた場所に被写体をセッティングしましょう。
*露出補正についてはカメラの機種によっても異なるので、取扱い説明書を確認してください。
難しいと思っていたアンダーの写真もこんな風にご自分で撮ることができますよ! ぜひトライしてみてくださいね♪
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武田 美保 【Fleur de saisons主宰】
記事テーマ
お花を習いたいけれど育児が大変で余裕がな〜い!!そんなママたちに「お花の写真を待受画面にして癒されています」とメッセージをいただくことも多く・・それならば!ちょっとしたコツをマスターして日常生活で素敵だな〜と思った瞬間を写真に残してみませんか?1枚の写真で毎日の暮らしがちょっとHAPPYに!被写体をお花にフォーカスしてお伝えします。