花の写真を撮るとき、あなたはどの位置にカメラを構えますか?
おそらくほとんどの方が花の正面にカメラを構えていると思います。
数枚正面からの王道写真を撮ったら、ここからは感性を磨く第一歩。
子どもを撮るときのように、花の位置まで少し腰を低く構えて、いつもとはちょっと違ったアングルで花を見てみませんか?
こちらの写真は6月の鎌倉の長谷寺に咲いている紫陽花を、上からではなく、下から見上げるように撮りました。太陽の光が木漏れ日のように降り注いで、紫陽花がいつもよりもきらきらとして美しく見えました。
たとえば自生したバラやユリの花でも、花の正面はありきたりだからちょっと違う角度でとらえてみようとか、花を動かすことのできないシチュエーションでは自分が動いて写真を撮らなければいけません。勇気があれば寝転がって撮ってみるのも有りですよ〜。花に撮らされているのではなく、自分から動いて、いつもの写真をさらに印象的な一枚に変えてみましょう。
こちらはこの秋に撮影した彼岸花。
彼岸花というと赤の毒々しい印象を持たれている方も多いと思いますが、今回は柔らかく優しい雰囲気で撮影してみたかったので、写真のような雰囲気で撮影しました。
日没時間ギリギリだったので、ISO3200まであげています。
ホワイトバランスは4400K、ホワイトバランス補正(こちらは以前の記事を参考にしてください→☆)でM(マゼンダ)4にしてピンクの色を強めに。
F値も開放にして、シャッタースピードも1/30秒。奥に玉ボケを作ってみました。
ハッピー・ノート世代なら、この花畑の中にお子様が写り込んだ写真を撮影してみても、幻想的な1枚になると思います。
こちらもやはり先ほどと同じで、花の顔の位置までしゃがんで、被写体と同じ目線で周りをみること。
どのアングルが花が一番美しく、フォトジェニックに撮れるかを考えながら撮影することが、一歩抜け出す近道です。
綺麗な花を見つけたら、上から見下ろして撮影するだけではなく、いろんな位置から観察してみましょう。
いつもとちょっと違った表情が見られるかもしれません。
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武田 美保 【Fleur de saisons主宰】
記事テーマ
お花を習いたいけれど育児が大変で余裕がな〜い!!そんなママたちに「お花の写真を待受画面にして癒されています」とメッセージをいただくことも多く・・それならば!ちょっとしたコツをマスターして日常生活で素敵だな〜と思った瞬間を写真に残してみませんか?1枚の写真で毎日の暮らしがちょっとHAPPYに!被写体をお花にフォーカスしてお伝えします。