西山 静香 【国際空手道連盟極真会館香川県本部 桑島道場 指導員】
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平成24年度から中学校で武道が必修化されました。日本古来から伝わる武道には、ただ強くなるだけではなく「礼に始まり礼に終わる」という言葉がある様に、武士道精神は子供教育にも通ずるところが数多くあります。4歳~小学6年生の少年部空手指導員をしている現在、必修化された武道が教育とどの様に関わっているのかを知って頂ける機会になればと思っています。
はじめまして。
他人の正目を偶然知る機会があり、西山さんのブログを拝見させていただきました。
各記事を読ませていただき。「なるほど!!」、「それ、わかります。」と、声をあげておりました。
テーマ 正義なき力は暴力なりの、マイナスイメージを持たれること ですが、失礼になるかもしれませんが、これに関して私見を述べさせていただきます。
わが子達に空手を習わせた一人の親として申させていただきますと、確かに習わす前にマイナスイメージがありました。記事にありますように、
空手を学ぶことによって「乱暴な子どもになってしまうのでは」と、やはり考えてしまったからです。
ですが、不安に感じる原因は、近年、テレビを中心とするインターネットなどのメディアの普及により、日常的に暴力的なシーンが氾濫し、蔓延しているから「空手は乱暴」というイメージを持つのではなく、、「空手を習っていた、いる人が、街中で、身近で暴力をふるうことがある」が、実際目の前であったり、話を聞いたり、メディアなどの情報で検索可能であったりするためです。(有名な人の武勇伝など。)
武道経験ありの人間が、その力を利用して他人に暴力をふるい恐怖を与えていることがあるということを、世間一般に知れ渡っているということです。
ですから、親として空手を習わせようとするときに、「乱暴な子どもになってしまうのでは」と入門前は考えてしまうのです。
私が思うに、極真空手の道場訓の 生涯の修業を空手の道に通じ極真の道を全うすること とあるのは、各道場の指導の仕方で、空手を途中で挫折する生徒たちが「乱暴な子ども、大人になってしまうのでは」ということがないようにと、創始者が入門者、指導者へのあてた教えであるように思います。
個人の意見を長々と申し訳ありませんでした。失礼いたします。