最近では専門の花材屋さん以外でも、手芸屋さんなどで気軽に手に入れられるようになったプリザーブドフラワー。
今回はプリザーブドフラワーの定番☆ローズを使って、基本のワイヤリング(茎を長くしたり、補強したりすることでアレンジの幅を増やし、またアレンジしやすくするためのワイヤーのかけ方です)をしながらお正月飾りを作りましょう。
グルーガンなど使用せず簡単☆安心なアレンジですので、お子様と一緒にお楽しみいただけます。
≪赤と黒のお花・または赤と白のお花をご用意いただくと、それだけでお正月感がアップします≫
生花とは違った、黒いお花。などもお楽しみください。
*用意するもの*
・プリザーブドローズ(赤・黒 各1)
・花器(黒やゴールドなどがおすすめ)
・サハラ(ドライフラワー用のスポンジ)
・フローラルテープ
・ピック(松やお正月らしいもの) 画像は、羽根つきの羽、プリザーブドの稲穂、ラタンボール、ちり緬のボール
・ハサミ
・ワイヤー(#24) 手で簡単に曲げられ細すぎないものなら大丈夫です。
※サハラやフローラルテープ、ピックなどは、雑貨屋さん、ホームセンター、100円ショップなどでも購入できます
1.ローズのワイヤリングをします。ワイヤーは切ったほうが飛んでしまうと危ないので、飛ばないように指を広げてもち、間をハサミでカットし2分の1にします。ロール巻の一般のワイヤーを使用の場合は20cmくらいの長さのものを2本用意します。
2.ローズを逆さに持ち、茎の太い部分に1でカットしたワイヤーをクロスに刺します。これをクロスメソッドといい、ローズのワイヤリングはこれができれば、一般的なアレンジでしたらすべて対応できる、基本のワイヤーかけとなります。
3、ワイヤーを下におろし1本の足になるようねじりまとめます。サハラに刺したときにワイヤーがバラバラしているとうまく刺さらず、また他のワイヤーやピックと絡まり思うように刺さらなくなることを防ぐためです。
4.ワイヤーで作った茎にフローラルテープを斜めに巻き下ろしていきます。フローラルテープは引っ張りながら巻きつけると粘着します。花首だけ最後にもう一度巻きなおしてあげると、綺麗に仕上がります。
5.お花にも顔があり向きがあります。どこを上にして入れてあげたらきれいに見えるか・・お花を回して考えてみてください。
6.顔の向きが決まったら赤いローズを、花器の左側に入るように刺します。少し斜めに刺してあげると正面からも顔が見えます。サハラの左側の前後・真ん中あたりに刺し、少しお花が花器から出るくらいにしてあげましょう。
7.黒いローズは横に並べてもいいですが、小さな花器では窮屈に見えてしまうので、高さを出してあげるとセンスもアップします。今回はラタンボールを使用しましたが、綿に和柄の布を巻いたボールやワイヤーボールなどでも応用していただけます。
8.ここまできたら、あとはどんどん刺していくだけです。松はカットし高さを変えて高さ出しや、後ろから見たときにサハラがそのまま見えてしまわないように足元隠しをします。
9.稲穂やピックでさらに高さや華やかさをプラスして完成です。プリザーブドの稲穂は日が経つにつれ穂先が下がってきます。
容器を変えるだけで、同じ花材でも全く雰囲気が変わりますので、毎年差し換えて楽しんでくださいね。
大久保 美沙紀 【フラワーアレンジメント教室【~Opale~オパール 】主宰】
記事テーマ
季節を感じることは幼児期の心を育てるためにとても大切なことです。お花は、何気なく置いてあるだけで、空間を華やかにしてくれます。季節のイベントなどもテーマに、お花を通して季節を楽しめるアレンジをご紹介していきます。~子どもと楽しめる基礎編・ママも楽しめる応用編~